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ビジネス #すごい中堅企業100 2026年版

研磨材で世界シェア約9割のフジミインコーポレーテッド/AI需要が追い風、日台米3拠点で新工場立ち上げの巨額投資

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フジミインコーポレーテッドの新工場である各務山工場 (写真:フジミインコーポレーテッド)

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「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。

フジミインコーポレーテッド|上場(愛知県清須市)

[設 立]1953年
[代表者]関 敬史
[売上高]625億円(2025年3月期、連結)
[従業員]855人(単体)

世界中の半導体メーカーがかつてない規模で新工場の建設を進める中、そうした巨大企業を陰で支えるニッチトップ企業が、愛知県清須市にある。半導体ウェハーを原子レベルで磨き上げる研磨材で世界シェアの約9割を握る、フジミインコーポレーテッドだ。

半導体は、シリコンでできた円盤(ウェハー)の上に微細な回路を刻んで作られる。その円盤の表面を原子レベルで平らに磨き上げる工程が欠かせない。フジミが手がけるのはその研磨材だ。

多層配線されたウェハーを効率よく研磨できるPLANERLITE(写真:フジミインコーポレーテッド)

同社の顧客は、ウェハーそのものを作る信越化学工業などのウェハーメーカーと、そのウェハーに回路を作り込む半導体メーカーやファウンドリー(受託製造企業)だ。ウェハーメーカー向けの研磨材では世界シェアが約9割(同社推計)。半導体メーカー向けでの全体シェアは約1割にとどまるものの、トランジスタを形づくる工程の一部に絞れば、世界シェアは約6割。先端半導体向けの構成比が高く、AI半導体ブームは追い風だ。

ソニー向けから始まった

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