「豪華キャストが集結」「ドラマの良さを踏襲」… 山下智久主演《正直不動産》、ドラマからの映画化で課された"絶対条件"
まさに「正直不動産」のオールスターキャストとも言うべき布陣が続投となった。映画版に参加した菊地洋平プロデューサーも、「とにかく現場全体の仲がすこぶる良い。長年の信頼関係ときずなを感じる」とチームの成熟ぶりを明かしている。
先述の通り、映画版は「ドラマ版とは変わらないこと」を命題として制作されている。25年2月初旬、本作クランクインのロケ地となったのは、ドラマシリーズにも印象的に登場していた東京・中野区にある某商店街。
ドラマ版にも登場する“あの街”を再訪し、山下と福原も「何も変わってない」としみじみ。撮影中も商店街の人たちからも気さくに声をかけられるなど、そこには、シリーズを積み重ねてきたからこそ得られる確かなものがあったようだ。
だが、変わらないものと同時に、映画ならではの深化も本作の特徴となる。「今までの4年間、みんなで育ててきたキャラクターがあるため、今回は各キャラクターの関係性をもっと深掘りできるのではないかと思った」という川村監督。
その言葉通り、映画版では、正直で誠実な営業マンとして生まれ変わった永瀬と、かつてのライバルであった元同僚の桐山、そんなふたりの対決と、友情の物語が深く描かれる。
永瀬と桐山の深いライバル関係
ドラマ版でも最初のうちは敵対していた桐山が、次第に「ぐるぐる回っているようでも、らせん階段のように少しずつ上がっていくこともある」と永瀬の成長を認めるようになった。その流れとなる映画版では、桐山の故郷である、けやきの市の大規模開発計画をめぐって、再び永瀬と桐山が正面から向き合うことになる。
個人の不動産ブローカーとして大規模プロジェクトを立ち上げながらも、なかなか賛同の声を得られずピンチに陥る桐山に向かって永瀬は「友だちだから協力する」と持ちかけるも、桐山は「あんたは友だちじゃない」と突っぱねる。
そんなふたりについて川村監督はこう指摘する。「桐山はツンデレながらも実は情に厚くて優しい。でも不器用ゆえにそれが表に出ない男。永瀬の永遠のライバルでありながらも、桐山は正直に生きる永瀬をリスペクトしている。そんなふたりのすてきな関係性をフィーチャーしたかった」。そんなふたりが文字通り、正面からぶつかり合うシーンは胸を熱くさせる。



















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