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中国ファーウェイの自動車関連事業が好調、協業各メーカーの販売も押し上げ/一段と強まる業界への影響力

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「問界」M7の車内。ファーウェイの強みであるスマートコックピットは大きな売り物だ。(問界のウェブサイトより)
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このうち、「五界」の中でも最初のブランド「問界(AITO)」を共同展開する新興EVメーカーの賽力斯(セレス)は25年の売上高が同13.7%増の1650億5000万元となった。

ファーウェイの自動車BUとパートナー関係にある長安汽車「阿維塔」ブランドのSUV「07」。協業が奏功して同ブランドの販売は昨年6割増を記録した(阿維塔のウェブサイトより)

問界ブランドを展開する賽力斯汽車(セレスオート)がその中心で、25年の販売台数は同10.1%増の42万6000台、売上高は同13.2%増の1554億9000万元に達した。非経常項目控除後の純利益は62億5000万元で、同24.7%の大幅増益を記録した。

技術とブランドが自動車各社を魅了

自動車BUとの連携が深い3ブランドのうち、広州汽車および東風汽車との協業ブランドは、まだ正式発売には至っていないが、長安汽車の阿維塔(アバター)は25年の販売台数が同62%増の12万台と大幅に増えた。阿維塔は25年11月に香港証券取引所に上場申請を行った。申請資料によると、25年上半期の売上高は122億1000万元で、前年同期比98.5%増となった。純損失は15億9000万元(約369億円)で、損失幅は縮小している。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

自動車メーカーがファーウェイとの協業を進める背景には、業界で激化するインテリジェント化競争に技術面で対応しやすくなることに加え、マーケティング面でもファーウェイのブランド力を活用できるというメリットがある。

ファーウェイの技術力を生かしたスマートコックピットや運転支援技術は協業体制を敷く各ブランドの売り物になっている。

前出の賽力斯はまだ知名度の低い新興メーカーだったが、ファーウェイとの「問界」ブランドの展開が成長の大きな原動力となった。この成功が、他の自動車メーカーを鴻蒙智行陣営に引き寄せる要因となり、ブランド数も一気に5つに増えることにつながった。

(財新記者:安麗敏)
中国語原文の配信は4月4日

※本記事は原文を要約し、日本の読者向けに適宜補足したものです。

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