肌を露出しくねくねダンス…日清カップヌードル「腹筋CM」炎上、大手ブランドのネット広告に見る「世間とのズレ」

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マクドナルド公式サイトは3月26日、ドーナツ商品のSNS投稿において、「制作過程を確認いたしましたところ、そのプロセスが不十分であった点がございました」として、「きつね(仮)様にお詫び申し上げました」と報告。今後は「正しいプロセスに則り、多くのお客様に楽しんでいただけるよう努めてまいります」としていた。

「世間の感覚」を意識する必要性

報告文だけを読むと、抽象的すぎて意味がわからないので、簡単に背景を説明しよう。マクドナルドが商品プロモーションの一環として、ネット上で人気の二次創作キャラクターを起用。しかし、そのキャラのデザインが、きつね(仮)さんの素材と似ているとの指摘が続出した――といった流れだ。

どのように「プロセスが不十分」であったかが示されていない以上、臆測で語るしかないが、もしかすると、ここには「焦りによるクオリティーコントロール不足」があったのではないか。

これらの事例を見ていると、そろそろ「大手企業によるネットミーム系広告」には限界が来ているのではと感じる。かつては「日清やマクドナルドほどの会社が、そのノリをやるとはwww」といった意外性があったが、ここまで乱発されると意外性もなくなる。

正直なことを言うと、筆者は今回の腹筋露出CMを見た当初、「またやってるな」と感じるだけだった。そこには肯定も、否定もない。まさに麻辣のように、刺激ばかりを浴び続けてきた結果、感覚がマヒしつつあるのかもしれない。

もしかすると制作サイドも、チキンレースのように「どこまで攻められるか」を繰り返すうち、一般常識とのギャップが広がっているのかもしれない。私自身も含めて、改めて「世間の感覚」を意識する必要があるな、と反省する事案だった。

城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー

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きど・ゆずる / Yuzuru Kido

1988年、東京都杉並区生まれ。日本大学法学部新聞学科を卒業後、ジェイ・キャストへ新卒入社。地域情報サイト「Jタウンネット」編集長、総合ニュースサイト「J-CASTニュース」副編集長などを経て、2022年秋に独立。現在は東洋経済オンラインのほか、ねとらぼ、ダイヤモンド・オンライン等でコラム、取材記事を執筆。炎上ウォッチャーとして「週刊プレイボーイ」や「週刊SPA!」でコメント。その他、ABEMA「ABEMA Prime」「ABEMA的ニュースショー」などネット番組、TOKYO FM/JFN「ONE MORNING」水曜レギュラー(2019.5-2020.3)、bayfm「POWER BAY MORNING」などラジオ番組にも出演。政治経済からエンタメ、炎上ネタまで、幅広くネットウォッチしている。
X(旧ツイッター):@zurukid
公式サイト:https://zuru.org/

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