肌を露出しくねくねダンス…日清カップヌードル「腹筋CM」炎上、大手ブランドのネット広告に見る「世間とのズレ」

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例えば、13年にはホクトのCMで、要潤さんが鈴木砂羽さんの背後に迫り、耳元で「普通のキノコと立派なキノコ」などとささやいたのが問題視された。16年には、鹿児島県志布志市のふるさと納税PR動画で、“特産品のウナギ”役を演じるスクール水着姿の女性を育てていくという描写に、「性差別では」との指摘が相次いでいる。

また、日清の広告が炎上したのは、今回が初めてではない。16年には矢口真里さんを起用したCMが「不倫騒動をネタにしているのでは」と炎上。19年に大坂なおみ選手をアニメ化したCMも、肌の色のトーンをめぐり問題視された。

一方で、攻めの広報戦略は、日清のお家芸でもある。カップヌードルで言えば、「hungry?」や「FREEDOM-PROJECT」などは、いまでも語りつがれるCMだ。その延長線上に、現在のPR戦術もあるのだろう。

麻辣湯のCMには腰をくねらせるダンスも(出所:カップヌードル公式Xより)

 

ここ数年よく見る“元ネタ乗っかり型”の広告

そこにやってきたのが、ネット広告の波だ。いかに効率よく認知拡大させるかと考えたとき、重要になるのが「拡散したくなるインパクト」。SNSで話題の動画素材を“元ネタ”にすれば、独自コンテンツを作らずとも、その恩恵を受けることができるため、近年よく用いられている手法だ。

ちなみに今回の元ネタと思われるのは、SHIROSEさんがライブで披露した「磁石」のパフォーマンスだ。YouTubeに公式動画があるので、興味のある読者は(自己責任で)見てもいいだろう。比べてみると、カップヌードル版は、これでも本家より、かなり控えめな印象を受けるはずだ。

こうした“元ネタ乗っかり型”の広告は、日清でここ数年よく見られる。23年には、ボーカロイド曲「強風オールバック」をシーフードヌードルに起用。プロモーションビデオを完全オマージュした映像も相まって、ネットユーザーに衝撃を与えた。

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