日本限定「イサイブルー」を投入したPixel 10a、価格据え置きと機能取捨でaシリーズ重視を鮮明にしたグーグルの戦略

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「我々はいつもチームで話している。これってガジェットなんだっけ、ライフスタイルのものなんだっけと。スマホは触れている時間がとにかく長い。自分にしっくりくる、生活に馴染んでくるという部分が非常に重要視されている」

ヘラルボニーとのコラボレーションは、Pixel 10周年の節目に日本のユーザーへの感謝を形にしたいという思いがきっかけだった。「人に寄り添うテクノロジー」を追求する中でヘラルボニーの活動に共鳴したと阿部氏は振り返る。

左から松岡良倫氏、阿部和子氏、契約作家の水上詩楽氏、ヘラルボニーの松田崇弥氏(写真:筆者撮影)

Pixel Snap非搭載が映すaシリーズの割り切り

Pixel 10aには、Pixel Snapと呼ばれるマグネット充電・アクセサリー機構が搭載されていない。2025年のPixel 10シリーズで導入された機能だが、コストと機能のバランスを考慮して見送られた。

最新の機能をすべて載せるのではなく、価格帯に合わせて取捨選択する。Pixel 10aでは、カメラバーのフラット化と上位モデル由来のAIカメラ機能を取り、マグネット機構は落とした。何を載せて何を落とすか、その線引きにaシリーズの性格が出る。

グーグルが日本市場のために限定カラーまで用意したのは、日本のPixelがaシリーズで売れているからだ。7万9900円という価格帯で勝負し続ける限り、aシリーズの売れ行きが日本でのグーグルのスマートフォン事業を左右する。グーグル本社もそれを数字で把握している。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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