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「好きなキャラだから嫌すぎる」「不倫騒動がチラつく」 批判殺到も、田中圭の『キングダム』出演が"英断"と言えるワケ

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  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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スキャンダル後の復帰として「汚れ役や悪役を引き受ける」という方法をとる役者は多い。いわば「みそぎとして勇気のいる役を引き受けた」ことで視聴者の溜飲を下げる戦略だ。

以前、不倫騒動を報じられた女優の唐田えりかは、その4年後の24年にNetflixで配信されたドラマ『極悪女王』に出演。女子プロレスラーの長与千種を演じた。

休業期間中にオーディションを受けたというが、体重を10kg増量し、丸刈り姿も披露するなど、体当たりの演技で評価されている。

もちろん女子プロレスラー役は決して「悪役」や「汚れ役」などではないが、これまでの清純派女優のイメージを覆すような見せ方をしなくてはならない役だ。

復帰作は「汚れ役」でなくてよかったのか?

ここで重要な問いが生まれる。

くしくも田中圭の“復帰作”となる今回の役柄は、「悪役」でも「汚れ役」でもない「知将役」だ。もちろん、スキャンダル前にキャスティングされていた可能性もあるが、いずれにしても復帰作となる本作でこの役を演じることが、なぜ英断と言えるのか。

いずれも共通するのは「壊れた虚像を着直さず、新しいイメージで価値を証明する」という点だ。

田中圭のスキャンダルが大きく批判された理由の1つは、「無邪気でピュア」という虚像と「不倫騒動を起こしたのに、反省の色が見えない」という実態のギャップにある。視聴者が怒っていたのは、スキャンダルの内容だけでなく、「ずっとウソをついていた」という裏切り感でもある。

スキャンダル後、「無邪気キャラ」という虚像はすでに壊れた。もうその鎧は着直せない。復帰先でこれまでどおりの役柄を演じるのでは、批判が殺到してしまうだろう。

だからといって悪役では、現在のヒールな印象の延長となってしまい、意外性は薄く、その先のイメージ回復にまでは届かない。

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【知将・呉鳳明は悪役でも汚れ役でもない】

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