「好きなキャラだから嫌すぎる」「不倫騒動がチラつく」 批判殺到も、田中圭の『キングダム』出演が"英断"と言えるワケ
冒頭で述べた2つの批判、「スキャンダルへの反発」と「役柄とのイメージの違い」は、一見、別々の感情のように見える。しかしどちらも、根は同じ脳のメカニズムから生まれている。
プリンストン大学のアレクサンダー・トドロフ教授は、著書『第一印象の科学』で、「人間の脳は誰かの顔を見た瞬間から0.1秒以内に、その人物に関する情報を無意識に処理する」ことを明らかにした(※1)。
さらにトドロフ教授とニューヨーク大学のジェームズ・ウルマン氏の共同研究では、「ある人物の顔とネガティブな情報が一度結びつくと、その後は顔を見るだけで脳がネガティブ情報を自動的に呼び起こす」ことが実験で確認されている(※2)。
この研究の重要な発見は、こうした情報の結合が「注意が向いていない状況でも起きる」という点だ。忙しいときでも、別のことを考えているときでも、顔とネガティブ情報は自動的に連想される。
スキャンダルを批判する人たちの場合、「田中圭の顔」と「不倫スキャンダル」の記憶が脳内で強く結合している。キャスト発表でその顔を見た瞬間、批判感情が反射的に湧き上がる。
一方、「役柄のイメージが違う」と感じたキングダムファンの場合も、同じメカニズムが働いている。
原作を通じて「呉鳳明=若い知将」というイメージが脳内に形成されており、「田中圭の顔」を見た瞬間にそのイメージとのギャップが自動的に処理される。これも意識的な判断ではなく、脳の自動処理だ。
騒動から1年が経っても批判コメントがやまないのは、コメントをすること自体が、脳が強く反応している証拠だからだ。批判は、ある意味で関心の高さの証明でもある。誰も気にしない人物には、批判すら起きない。
「ぽっちゃり化」がなぜここまで話題になるのか
前述のとおり、スキャンダル後、田中圭は俳優業から距離を置いた。ポーカー大会への参加が続き、25年秋には行きつけの飲食店スタッフが近影をSNSに投稿。それに対し、「ぽっちゃりした」「現役感がない」という声が広がった。翌26年2月にも観劇時の様子が拡散され、再び体型変化が話題になった。



















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