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1、2、さぁん!元《世界のナベアツ》、56歳彼の"意外な現在地" 「一発屋」として駆け抜けた…転身後の"次なる夢"は

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取材に応じた桂三度さん(撮影:今井康一)

ーーもともと落語も好きだったのですか。

どちらかと言えば好きではありませんでした(笑)。なので、なぜ最初にひらめいたのか不思議でした。

でも、入門してからは理解しています。もっといい芸人になるために、座布団に座って動きを封じて、口だけ使って言葉で笑いを取るストロングスタイルに挑んだほうがいい、という勘だったんだと思います。

ーー2018年には『NHK新人落語大賞』を受賞しています。現在までの落語家人生は順風満帆でしたか。

ダメだとは思っていませんが、階段をゆっくりのぼっている感じです。入門してから、落語はとても繊細な芸だということを知り、自分の実力で階段をのぼるには時間がかかる。だから、ゆっくり努力していこうと思いました。

落語はもともと「どちらかと言えば好きではなかった」という(写真:吉本興業)

「テレビで仕事をしたい」というジレンマ

ーーゆっくり時間をかけることに焦りはありませんか。

ありません。でも実際は、もっと急がないといけないかもしれません。

落語家を目指すか悩んていたときに考えていたのですが、このままナベアツをやっていても、いずれ好きなお笑い芸人さんたちと一緒に仕事ができなくなる。おもしろい人たちと仕事を続けるためには、自分磨きをする必要がある。なので、今という時間は捨てて、遠回りだけど落語家になって実力をつけようと思ったんです。

でも、冷静に考えると、今を捨てすぎているので、早く落語家として売れて、おもしろい人たちとテレビで仕事がしたいというジレンマみたいなものはあります。

ただ、自分のわがままで好きな道を歩んでいますし、昔よりよくなっている自分を感じているので、幸福感はとても高いです。

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