イラン紛争発暴落は来るか?《年配当804万円》投資家が実践、「暴落時にひそかに仕込む」銘柄の共通点
損小利大を旨とするトレーダーにとって、含み損が拡大する前の損切りは当然のことですが、私のように配当金の最大化を至上命題とする株コレクターにとっては、暴落は絶好の買い場である可能性もあるのです。自分の取引ルールに則っているなら、どちらも正解なわけです。
暴落時はナンピンによって買付平均価額を下げることにこだわっていますが、買付平均価額が上がる「買い増し」をまったくしないわけではありません。
私が買い増しを判断する基準は、自分の買値ではなく、常に現在の業績と株価の相関にあります。EPS(一株当たり純利益)やBPS(一株当たり純資産)の伸びに株価が追いついていなければ、たとえ株価が平均買値より上昇していてもむしろ以前より割安ということはよくあります。
注意すべきは、業績を無視してチャートだけで割安割高判断をしてしまうことです。チャートは過去から現在に至る株価の推移を表したものであり、そこに確実な業績の裏付けはありません。
暴落が訪れるたび、マスコミやSNSではあおり見出しが躍ります。アジア通貨危機からコロナショックに至るまで、私たちは幾度となくこうした危機感に晒されてきましたが、資本主義はその都度、危機を克服してきました。
暴落時の対処こそが、将来のリターンを決定づける
ここで注目したいのは、行動心理学の研究結果です。現金資産に余裕がない時は問題の解決能力が下がり、正しい判断を下すことが難しくなるといいます。心に余裕がない状態では正しい判断が下せず、結果としてさらなる困窮を招く悪循環に陥るのです。
トマ・ピケティは著書『21世紀の資本』で、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回る「r>g」の不等式を示しました。資産運用による富の成長が労働を上回るこの構造下では、投資の継続こそが富を築く鍵となります。
しかし、この恩恵を享受し続けるには、暴落時に冷静さを失わない心の余裕が不可欠です。「お金に余裕がない時は知能指数が下がる」という研究結果が示す通り、資金をすべて投じ、心に余裕を失った状態では、平時には考えられない不合理な判断(狼狽売り)を招いてしまうからです。
暴落は資産形成の敵にも友にもなりえるからこそ、現金をある程度は確保して心に余裕がある状態で暴落を迎え、感情の入り込む隙のないマーチンゲール買付法で、優良銘柄を機械的に買い付けることが大事だと思います。
リターンはリスクの裏返しであり、いざ暴落に直面した時にどう対処するかが、投資のリターンを決定づけるのです。
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