「作品ごとに毎回"リブート"してる」鈴木亮平の凄まじさ…役によって大変貌しても《"鈴木亮平"が消えない》科学的根拠

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鈴木亮平の場合、視聴者の潜在ニーズは「役を本当に生きている、嘘のない演技を見たい」というものだ。そのインサイトに対して、「体型を極限まで変える見た目の変容」というアウトサイトが完璧に応えている。

視聴者の脳内には「鈴木亮平=本気で変わる人=嘘をつかない俳優」という信頼のイメージが形成される。次の作品が発表されるたびに、その「変容への期待」が、海馬の「鈴木亮平ニューロン」をさらに強く反応させる。

この構造は、先のドラマ『リブート』のテーマとも二重に共鳴する。整形手術で顔を変え、別の人生を生きる主人公——現実の俳優としての鈴木と、演じた役柄が同じ「変容」という軸で重なる。

フィクションと現実の二重構造が、「鈴木亮平ニューロン」への反応をさらに強化したのだ。

ビジネスの場で「鈴木亮平を目指す」なら

ここまでの話は、鈴木亮平という特別な俳優だけに当てはまるものではない。脳の「おばあさん細胞」のメカニズムは、ビジネスの現場でも同じように働いている。

重要なのは、「覚えてもらう」ことの本質が2段階で成り立つ、という点だ。

第1段階:相手の脳内(海馬)に「あなた専用ニューロン」を作る

それには、最初の接点で強い印象を与えなければならない。しかし多くのビジネスパーソンは、「無難な第一印象」を目指す。清潔感があり、礼儀正しく、当たり障りのない振る舞い——それ自体は大切だが、それだけでは海馬にニューロンが生まれない。

初対面で覚えてもらえないのは、「失礼だったから」ではなく、「刺激が足りなかったから」かもしれない。

第2段階:定期的な「予測誤差」でニューロンを育てる

一度ニューロンが生まれた後は、「この人はこういう人だ」という期待を、定期的に少し上回ることが必要だ。

まったく予想外の変化は「別人になった」という混乱を生む。しかし「あの人らしい変化と驚き」——前回より一歩踏み込んだ提案、予想より深い洞察——は、ニューロンをより強く刻み直す。

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