「作品ごとに毎回"リブート"してる」鈴木亮平の凄まじさ…役によって大変貌しても《"鈴木亮平"が消えない》科学的根拠

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筆者が資生堂に在籍中、小顔美容液を企画した際に美容部員たちの現場経験から得られた知見がある。「顔の輪郭を1ミリ変えるだけで、ウエストを10センチ変えるより小顔に見える」というものだ。

脳は顔を身体より優先的に処理する。だからこそ、体型が大きく変わっても「顔の既知情報」は揺らがず、その上に新しいキャラクターの印象が上書きされる。

やみくもに体型を変化させたとしても、人々の記憶には残りにくい。視聴者の海馬に「鈴木亮平ニューロン」が深く刻まれているからこそ、「あの鈴木亮平が、ここまで変わった」という強烈な変化として受け取られる。

これがカメレオン性の神経科学的な正体だ。

鈴木亮平の 「変容するプロ」というブランドの強み

鈴木亮平が積み上げてきた「変容の実績」は、もうひとつの強力な記憶メカニズムを生んでいる。

筆者が研究してきた「イメージ・モチーフ理論」とは、消費者・相手が気づいていない潜在ニーズ(インサイト)を、ひと目でそれに応えることを期待させる見た目(アウトサイト)で象徴的に表現するとき、記憶に深く刻まれる、という理論だ。

商品でも人物でも、同じ構造が働く。下表は、筆者が以前企画した制汗スプレー「Ag+(エージープラス)」と「鈴木亮平」を例にしたものだ。

項目 インサイト(相手の潜在ニーズ) アウトサイト(相手を惹きつける見た目)
概念 まだ誰も気づいていない消費者・相手の潜在ニーズを言語化する インサイトに応えることを期待させ、相手を惹きつける見た目をつくる
商品例 「香りでごまかさずニオイを根本から消したい」という潜在ニーズ 「銀イオンの殺菌力」を銀色ボトルで視覚化し、モチーフとして一致させる
人物例 「嘘のない演技で役を完全に生きてほしい」という視聴者の潜在的な期待 体型や外見を極限まで変える「見た目の変容」でその期待に応えることを可視化する
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