衆院選大敗の要因 中道・小川代表「立憲は立憲、公明は公明で踏ん張っていれば…」「ショート動画は左右の極論の再生回数が伸びやすい」

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歴史を振り返っても、「この社会から私は恩恵を受けていない」「見捨てられている」と感じ始める人が増えることが、つねに戦争や革命、極端な議論や感情論に訴えていく起爆剤・原動力になっているので、「この社会はフェアだ」「私も大切に扱われている」「この社会の秩序を維持していきたい」「そのための貢献ならいとわない」と思える社会にしないといけない。

——小川代表のベースの発想はわかるのですが、国民全体が「フェアだ」と思う案をつくるのは難しいですし、中道や立憲は高齢者の支持が強いことを踏まえると、医療費削減に踏み込めないんじゃないかと思われているのではないでしょうか。

私も簡単にやれると思っていませんが、チャレンジしようとしないなら、私が代表をやる意味はないので。

“社会的強者”の高齢者

——高齢者からの反発を買ったとしても、やるべきことはやるという決意だということですね。

今までは、高齢者は弱者で若者は支えるだけという概念でしたが、高齢者の中にも資産や収入という面でどちらかというと社会的強者であるという方もいらっしゃいます。千差万別なので、年齢で区切るという議論が該当しない時代を迎えつつあります。必要だけど届いていない支援は届けないといけませんが、行き過ぎている部分などについてご辛抱いただくべき、あるいはご辛抱いただくのが筋といったことは説明できないといけない。

現役世代が減っているので、全世代で負担を分かち合わないといけない。そのときに、対象は所得だけなのか、資産も含むべきなのかという議論は“21世紀的議論”として大いにあっていいと思います。

部分的に1個だけ取り出すと損得二分論になってしまうので、全体設計を示すことで初めて「ここでは損を被るが、ここでちゃんと報われる」「あの人はここで得しているが、ここでちゃんと負担を負う」と。全体としてよくできているという納得感が必要なんです。

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