まず、私たちが無意識にやってしまっている「詰問」と、目指すべき「インタビュー」の違いを整理してみましょう。この違いを理解するだけで、今日からの声かけの質がガラリと変わります。
詰問は、まるで「悪い人間探し」のようなものです。
「なんで宿題をやっていないのか?」と詰問スタイルで聞くとき、親の心の中にはすでに「宿題をやっていないお前はダメだ」という答え(ジャッジ)があります。子どもはその強い感情を敏感に察知し、「どうせ何を言っても怒られる」と心を閉ざしてしまうのです。
一方でインタビューは、「探求」です。
「今、どんな状況なんだろう?」「何がハードルになっているんだろう?」という純粋な好奇心を持って接します。すると、子どもは「あ、お母さん(お父さん)は僕を攻撃しようとしているんじゃなくて、僕のことを知ろうとしてくれているんだ」と安心し、心のシャッターを少しずつ開け始めるのです。
なぜ「インタビュアー」になると子どもは伸びるのか
親がインタビュアーに徹すると、子どもにある変化が起こります。そして、主に次のような3つのメリットが生まれます。
① 感情の「言語化」がメタ認知を育てる
子どもは、自分がなぜ動けないのか、自分でもよくわかっていないことが多いものです。「やりたくない」というモヤモヤした感情を、親という優れたインタビュアーに引き出してもらい、言葉にすることで、初めて自分の状態を客観的に見ることができるようになります(これをメタ認知と言います)。
② 「心理的安全」が思考を活性化させる
「責められない」という安心感があって初めて、人間の脳は「じゃあ、どうすればいいか?」という解決策を考えるモードに切り替わります。叱られている最中の脳は、自分を守るための「防御反応」で手一杯となります。



















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