新入社員歓迎会に上司を混ぜてはいけない—若手社員が逃げる会社、とどまる会社の違いは「Z世代解像度」で決まる

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

金間:たとえばインターンシップをアットホームな雰囲気で開催するとします。Z世代は上司世代が喜ぶ対応を熟知しているので、「この会社の人事部はアットホームさを売りにしたいんだろうな」とすぐに察します。ですからインターンシップでは一生懸命に振る舞い、アンケートも〝模範回答〟をズラリと書いてくれます。「立場に関係なく話しやすい雰囲気が素敵だと感じました」とか、「1日でここまで深く話せるなんていいなと思いました」とか。

その言葉を真に受けると、あとで驚くことになります。

長田:若者からすれば、こう言っておけば喜んでくれるという「正解」を出しているにすぎないわけですよね。対処法はあるのでしょうか?

Z世代にとっての人間は、Z世代だけ

金間:重要なのは「Z世代が見ているのは、Z世代だけ」という視点です。彼らが言う「アットホーム感」の正体は、社員とのつながりではありません。同世代の中から自分と近しい雰囲気の子を2人3人くらい見つけてちょっと安心しました、というレベルの話にすぎません。「あ、私、この子となら一緒に働いても大丈夫かも」と思って「アットホームな会社だと思った」というまでです。

ほめられると気まずすぎてしぬZ世代、ほめて伸ばそうと必死になる上司世代
『ほめられると気まずすぎてしぬZ世代、ほめて伸ばそうと必死になる上司世代』(徳間書店)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

長田:横にいる同世代を見てアットホームを感じることは嬉しいけど、上世代とのアットホーム感はいらないということですよね。彼らが最も気にしているのは、「同期との空気感をどう守るか」「同期からどう見られているか」ですから。

金間:ですよね。Z世代は、10歳以上離れた上司のことを「生まれた星が違う別世界の人」くらいの勢いで考えています。究極的に言えば、「Z世代にとっての人間はZ世代だけ」ということです。上司世代が自分たちをどう見ていても、別世界の人だから気にしていません。

上司世代にしたら「アウトじゃないけど微妙に失礼」ということも悪気なくしてしまう。だから私は本の中で彼らを「無敵世代」と呼んでいます。

次ページ離職防止に有効な社員交流会の開き方
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事