「その一言で手数料ゼロも?」不動産のプロが暴露する《賃貸で損する人の共通点》と"交渉で下げる"具体手順

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

まず、住みたいエリアを絞りましょう。学校や勤務先の近くなのか、ターミナル駅か、駅から近い繁華街か公園が近い住宅街か、まず住みたい駅、エリアを決めます。

そしてGoogleマップで探すなどして住みたいエリアの不動産会社にコンタクトします。その不動産会社に電話し、「この辺で部屋を探しているのですが、そちらで管理している物件はありますか」 と聞くのです。そんなマニアックな探し方をしている人はいないと思いますが、問題ありません。あると言われたら情報をもらい、いい物件だったら見に行けばいいのです。

タワーマンションであれば物件名で検索すれば管理会社が出てきますが、そうではない物件なら、そのエリアの不動産会社に電話して聞くのが早いです。

管理会社はオーナーと直接つながっています。「この部屋に住みたいのですが、家賃が少し下がらないか、大家さんに交渉してくれますか」「礼金を半分にしてくれたら即決めます」などと言えば、大家さんに交渉してもらうこともできます。

町の不動産会社は、管理物件がないと存続できない、つまり商売が成り立ちません。不動産会社には免許番号があり、5年おきに更新されます。免許番号が3なら11〜15年営業しているということであり、長年営業していることからみて管理物件を持っていると考えていいでしょう(ただし、例外もあり。詳しくは次項)。

また不動産会社や大家さんのほうから割引してくれることはありません。長く空室になっている物件であれば可能性がゼロではないものの、かなりレアです。したがって、借りる側からシュートを打つべきです。聞かなければ答えは返ってきませんから。そのタイミングは申し込みの前であること。審査が下りてからの交渉はルール違反です。

いい不動産会社は、どこを見ればわかる?

不動産会社を選ぶ際、ひとつの目安になるのが免許番号。その際、免許番号(5)以上の会社が基準ですが、仲介手数料ゼロは要注意です。

先述したとおり、不動産会社の免許番号は5年ごとに更新されるので、(5)を超えると、20年以上営業していることになります。会社の存続率からいうと20年間商売を続けられるのは5%以下ですから、まっとうな商売をしていないと免許番号(5)をつけるのが難しい。したがって、(5)を超えていることはひとつの基準になると思います。とはいえ、長く営業している会社を実績が浅い別の会社が買収して免許番号が引き継がれている例もありますので、要注意です。

これは私の経験則で、例外もあるとは思いますが、ターミナル駅のビルの2階より上にある、いわゆる空中店舗の不動産会社はおすすめできません。ネット広告での集客をメインとして、とにかく客付けして儲けようとする会社や管理物件を持っていない会社、モラルも外聞もなく利益優先でやっている会社が少なくないからです。

また、仲介手数料ゼロを謳っている会社もありますが、広告の片隅に「一部、そうではない物件もあります」などと書いてあり、ほとんどが手数料ゼロではありません。手数料ゼロではどうやって商売が成り立つのでしょうか。

ただし、ADが付く物件や、自社で保有する物件なら仲介手数料ゼロは可能です。ADを3カ月分もらっていれば、仲介手数料ゼロでも十分利益になるからです。逆に言えば、AD付きや自社保有の物件なら 「仲介手数料ゼロにしてくれますか」 と交渉してみるといいでしょう。

次ページ家賃交渉のタイミング
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事