あの「完全メシ」でも3年3カ月かかったのに…!HIKAKINが手掛ける「みそきん」が5000万食突破、一体どれぐらい凄いのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
みそきん 味わいの訴求
パッケージでは、濃厚味噌の味わいの訴求が(写真:筆者撮影)
みそきん 若かりしHIKAKIN
若かりし日のHIKAKINの写真も(写真:筆者撮影)

通年販売しない理由

これほど完成度が高いのに、なぜ通年販売に踏み切れないのか、なぜ数量限定なのか――。

その理由について、実はHIKAKIN氏本人が発信している。何度も再販と即完売を繰り返してきた「みそきん」だが、本来は何カ月もかけて売る量がたったの1日で売れてしまうと。つまり、けっしてスカーシティ効果を狙っているわけではない。熱狂的な需要に対し、まったく生産が追い付いていないのだ。

にもかかわらず、これだけの量を、これだけ短いスパンで再販できている。これについては製造者である日清食品の生産能力の高さ、そしてセブン-イレブンという巨大なインフラの賜物といっても過言ではない。

みそきん 製造者
製造者は日清食品(写真:筆者撮影)

もちろん、セブン-イレブンの独占による在庫リスクのコントロールや、いつでも買えるようになった瞬間に失われる、祭りのような熱狂というステータス性の消失など、それらを懸念している側面も存在するかもしれない。ただ、数え切れないほどの通年商品や限定品がひしめく市場において、たったひとつの商品のために、数カ月分のラインを何度も確保すること自体が深刻なこと。

そのため日清食品の既存ラインを圧迫しないように、緻密なスポット生産を計画する必要がある。その物理的な制約こそ、通年販売に踏み切れない理由の本質だ。

次ページ「みそきん」は人気YouTuberの道楽ではない
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事