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「人のふんどしで相撲取るな」「レシピに著作権はない」と賛否で炎上…合法でも《クックパッドの新機能》が悪手すぎたワケ

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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「レシピ取り込み」は、5件まではレシピを無料で登録できるが、それを超えると有料会員に誘導される仕様になっている。この点も、レシピ提供者の批判を増幅する要因になっている。

クックパッドは、レシピ提供者の利益について、十分に考えていたとは言いがたい。

プラットフォーム事業は、参加者の利害関係を調整し、Win-Winの関係を構築することで、はじめて維持・発展が可能になる。

あらゆるサイトやSNSから取り込んだレシピが、検索ワードを入れると一覧になって見られるという(画像:「クックパッドニュース」サイトより)

批判をしている人たちは必ずしもクックパッドにレシピを提供している人とは限らないが、広い意味では「同じ業界」に属していると言える。彼らが反旗を翻してしまうと、クックパッドのビジネスに悪影響を及ぼしてしまうことになるだろう

その点において、「レシピ取り込み」は、法的には問題はなくとも、ビジネス面では悪手だったと言える。

レシピは秘匿性の高い「情報資産」

09年と10年にNHK出版から『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略』『シェア 〈共有〉からビジネスを生みだす新戦略』の2冊の本が出版された。

両書は、デジタル時代の新たなビジネス潮流を提言したものだが、まさに現在の料理系インフルエンサーの多くが行っているのは、レシピを無償で提供し、それが広くシェアされることで、収益化を図っていくというビジネスだ。

以前であれば、プロの料理人がレシピを人々に漏らすことは、ビジネス機会の損失でしかなかった。

もちろん、書籍を出版したり、料理番組に出演したりすることで利益を得ていくというビジネスは成り立ってはいたが、それができるのは一部の料理専門家であり、ビジネスの主体は、あくまでも料理を有償で提供することにあった。

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【レシピに限らず、広く起こっている問題】

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