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シャープに捨てられた子会社の復活劇/1年で売上高が6割減、さらに身売り話、それが今や地元で「一番勢いがある」企業に

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自分たちでなにか開拓できる市場はないか。そのとき目をつけたのが当時まだ黎明期だったLED照明のビジネスだった。家庭用は価格競争が始まるレッドオーシャン状態になりつつあったが、体育館や商業施設といった大型照明の分野ではまだ市場拡大の目があった。

業務用では厳しい環境下でも長期間動作する安定性が要求される。価格面で中国製と勝負するのは難しくても、品質の良さで勝負すれば活路が見いだせる。

そうした作戦が功を奏し、LED照明向け自社商品は14年には売り上げ10億円超にまで成長した。数百億円規模だったシャープの液晶テレビ向け電源と比べると規模の差は歴然だったが、自社商品で競争力があったことから利益率も高く、ほかの製品の売り上げと併せて黒字化することに成功した。

思いもしなかった衝撃の提案

ところが、動乱は終わらなかった。シャープ以外への外販を始めて黒字復帰を果たし、少しずつ借金の返済を進めていた15年7月、岡﨑社長はシャープの役員から呼び出しを受けた。

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