「中高年独身に賃貸は厳しい」? 不動産投資会社勤めの30代女性が"クレカ解約"して都心5区に1LDKを購入したノウハウ

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「後でわかったのですが、私の部屋と隣のマンションの距離がめちゃくちゃ近かったんです。自分の部屋がその土地のどの部分にあたるのかを、当時はあまり気にしていなくて。もし次に買うとしたら、絶対にチェックしますね」

本命は1棟目だったが、珍しい間取りだったことや、日当たりが皆無だったことから、消去法で2棟目を選んだ。しかしいま考えると、見落としていた点も多かったという。

まずは間取り。モデルルームにはなかった梁があって部屋が狭く感じるうえ、天井も低いため圧迫感がある。また、近所に公的施設があること。当時は安全面からポジティブにとらえていたが、実際に住んでみると思った以上に音が気になるようになった。

リビング
リビングには、モデルルームになかった梁がある(写真:あきさん提供)

「変動金利0.3%」を引き寄せた、執念のローン戦略

好条件の住宅ローンを得るため、性分に合わないJTC勤務を続けたあきさん。その効果は絶大だった。

頭金ゼロの35年フルローン、ボーナス払いなし、変動金利で0.3%。

あきさんが住宅ローンを組んだ数年前は、歴史的な低金利が続いていた。それでも変動金利は0.4〜0.5%前後が一般的で、0.3%台は優遇条件が大きく効いた低水準だった。ちなみに金利が上昇している現在では、0.6〜0.8%程度が一般的だ。

「がん家系なので、団信にがん特約を上乗せしようか迷いましたが、どこかの時点で売却するだろうから、低金利を優先しました。今は利率が上がって、0.5%くらいかな」

また、好条件を得るために、あきさんはさらに細かい努力を重ねている。

まずは、クレジットカードをすべて解約した。カードにはキャッシング枠があるため、利用していなくても借りていると同等の扱いを受け、融資の額が減る可能性がある。「潜在的負債リスク」とみなされるのだ。

住宅ローンを借りるときは、負債はゼロにしておくことが望ましい。その際忘れがちなのが、スマートフォンの分割払いだ。残債があれば、一括で完済しておこう。

あきさんは加えて、住宅ローンを組む金融機関に預金口座を設け、資金移動をしたという。

「金融機関は信用スコアを作っていて、それによって融資額や利率を変えているはずなんです」

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