「中高年独身に賃貸は厳しい」? 不動産投資会社勤めの30代女性が"クレカ解約"して都心5区に1LDKを購入したノウハウ

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以前はトラブル回避のため、自然死でも次の入居者に伝える慣習になっていた。そのため、高齢の単身者に部屋を貸すのをためらうオーナーが多かったという。そこで2021年、国土交通省のガイドラインにて「自然死などは原則、告知しなくてよい」ことが明文化された。

しかし、現在でもトラブルになることをおそれて入居者に伝えるオーナーは多く、依然として高齢者の賃貸問題は解決していない。

その状況を知っていただけに、「まずいな、このまま賃貸だと将来住む家がなくなってしまうかも」と危機感を覚えていたという。

「あとは、お金の問題もあります。年金の受給額を試算すると、私の場合月10万円程度なんです。今の東京では、ワンルームでも10万円を超えることなんてザラにあるので、家賃だけで年金がなくなってしまう。それならば、年金受給年齢までに完済できるように住宅ローンを組んで部屋を買った方がいいと思ったんです」

条件のよいローンを組むため、「JTCの上にも3年」

実は、あきさんは20代からマンションを買いたいと思っていた。しかし、なかなか住みたい地域が見つからなかったという。最初に一人暮らしを始めた町は品川駅周辺。当時はビジネス特化エリアで、コンビニすら土日は閉まる、生活利便性の悪い町だった。

「私、実家が東京23区内にあるんですよ。自分でマンションを買うなら、実家よりも内側(都心)の物件を買いたくて。気に入った町を探すために、頻繁に引っ越しを繰り返しました。これまで更新料を払ったことが一度もないくらい」

実家より都心に近く、生活しやすい町。何度目かの引っ越しで、ようやく気に入った町がみつかった。活気あふれる商店街、道行く人の優しさ。どこか育った町に似た、人の温かさが残る下町だった。

そして、30代も半ばに差し掛かろうとしていたころ、あきさんに絶好のタイミングが訪れる。ベンチャー企業から、伝統的な日本の大企業に転職したのだ。

「大企業に勤めていれば、融資の条件がいい。JTC(ジャパニーズ・トラディショナル・カンパニー)に転職したとき、買うなら今しかないと思ったんです」

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