医師が警鐘「LDLの"高め"放置」実は一番危険だった――血管の老化を防ぐ「置き換え食」とリスクがわかる注目の「検査」とは
ジムに通わなければならない、というわけではありません。
日常生活に取り入れる形で、早歩きや階段、自転車、買い物ついでの歩行、自宅でテレビを見ながらのスクワットなどを、まずは継続して行うことが重要です。
運動が健康に欠かせない理由は、LDLだけでなく、中性脂肪・血圧・血糖・体重・睡眠・気分まで、まとめて立て直す力を持っているからです。
LDLの値がグレーゾーンでも、よく歩き、腹囲を保ち、血圧や血糖が安定している人と、座りっぱなしで内臓脂肪が増え続けている人とでは、将来の血管リスクはまったく違うのです。
注目したい2つの最新検査
ここからは、コレステロールの検査についてのお話です。
健康診断などで測定されるnon-HDLは、いわば「悪玉コレステロールの総量」です。LDLだけでなく、中性脂肪に関係する因子なども含め、血管を傷めやすい脂質が全体でどのくらいあるかを、ざっくりと教えてくれます。
non-HDLは150未満が基準値、150〜169が境界域、170以上が高値です。ただし、持病ありの人や動脈硬化リスクが高い人は、その程度に応じて150未満や130未満が目標とされます。
さらにここ数年、医療界では脂質管理の考え方に大きな変化が起きつつあります。特に注目されているのが、「アポリポタンパクB(ApoB)」と「リポプロテイン(a)〈Lp(a)〉」という2つの指標です。
これらは最近、一般の健康診断や人間ドックでオプションとして出てきており、また、脂質異常症と診断された方は保険適応で測定可能なので、 グレーゾーンの方は、注目しておいた方がよいでしょう。
ApoBは、血管に入り込んで動脈硬化を進める粒子、「悪玉の数」を反映します。LDLがグレーゾーンでも、ApoBが高ければ実際にはリスクがより高くなります。特に中性脂肪が高い、脂肪肝がある、内臓脂肪が多い、糖尿病があるといった人では重要な指標です。
実際、アメリカやヨーロッパのガイドラインでもApoBを重視しています。日本のガイドラインは現在、補助的なものとして位置付けていますが、今後は欧米と同じように、積極的な測定が勧められるようになるかもしれません。





















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