医師が警鐘「LDLの"高め"放置」実は一番危険だった――血管の老化を防ぐ「置き換え食」とリスクがわかる注目の「検査」とは
コレステロールがLDLが120〜159mg/dL(以下、単位略)程度を「グレーゾーン」としています。基準値は120未満、120~139は境界域、140以上だと高LDLコレステロール血症と診断されます。
健診で「少し高め」と言われながらも症状がないため、そのまま放置してしまう。そして、医療者側も数値的にはそこまで高くないので、「すぐに治療を開始しましょう」とはならず、「とりあえず食事や運動、減量を頑張って、経過観察していきましょう」という、軽めの対応になりやすい。
LDLが200前後もある、明らかに高い方なら対策と治療へ進みやすいのですが、グレーゾーンではそうなりにくいのです。
そして真剣味が足りないから、十分に改善されることなく、何年もずるずるとそのまま放置されがちとなる。――このパターンが最も多く、そして意外に「危ない」のです。
他の持病がある人は特に問題
さらに、LDLはそれ単独ではなく、他の要素も含めると、重みが異なってきます。
例えば、あなたのコレステロールが基準値を少し超えた150だったとしましょう。ほかに病気のない40代と、肥満・高血圧・糖尿病・喫煙習慣を持っている40代では、意味がまったく違ってきます。
実際、日本動脈硬化学会のガイドラインでは、個人の条件に応じてリスクの程度に応じたLDLの数値を定めています。
具体的には、糖尿病・慢性腎臓病・末梢動脈疾患などの病気を持った高リスクの人は120未満、軽めの高血圧や若年での心筋梗塞といった家族歴などを持つ中リスクの人は140未満、これらの病気や問題のない低リスクの人では160未満が目安です。
つまり、あなたが40代で低リスクの人なら150でもセーフですが、中リスク、あるいは高リスクならアウトとなってしまうのです。
このリスク分類のベースとなるのは、九州大学で研究された久山町スコアです。
久山町スコアは、日本人を対象にした研究データをもとに、年齢、血圧、コレステロール、喫煙、糖尿病の有無などを組み合わせて危険度を評価し、将来、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患がどのくらい起こりやすいかを見積もる指標です。





















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