「メモしないの?」「あ、スマホで録音してます」…新入社員の「スマホ録音メモ」はなぜ上司を不機嫌にさせるのか?

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スマホ慣れしている世代なら、「スマホで録音して文字起こししたほうが手書きよりも効率いいのに」と感じるかもしれません。

でも、日本の職場では“働く姿勢”そのものを重視する傾向があります。

デジタルツールももちろん活用してもかまいませんが、その場で相手の話を聞きながらメモを取るという行為が与える印象は、今も根強いのです。

言ってしまえば“メモを取るだけ”でいいのですから、やらない手はありません。とはいえ、いい加減なメモの仕方だと、結局見返してもわからず本末転倒。“取るならしっかり”を忘れずに。

タスクはただの作業じゃない

手書きのメモもそうですが、「これって正直、意味あるのかな?」と感じる業務ってありますよね。

日報や進捗レポート、定例会議、チェックリストの更新など、“ルーティンだからやっているタスク”は多くあることでしょう。

でも、どんなタスクにも目的(意味)があるものです。

たとえば、日報に「やったこと」を列挙するだけというように、ただの“作業”として片づけると、見る相手のためにも自分のためにもならないものができ上がります。

逆に 「このタスクは何のためにやるのか」という「本質」 を考えれば、日報は業務を振り返る機会と捉えられます。

自分の課題を見つけ、上司にフィードバックをもらうことで、翌日からの仕事を改善していける。

日報にも、これだけの意味が詰まっているのです。

同僚へのあいさつ1つ取っても、まわりに自分の存在をアピールする、相手への敬意を表すといった本質があります。

仕事と直接的な関係はないですが、積み重ねていくことで社内の信頼関係が築かれていきます。

何か相談したいことなどが出てきたときも、普段からあいさつしてコミュニケーションを取っていれば相談しやすいですよね。

このように、ささいなことでも、本質を考えるクセをつけることが大切です。

「これって正直、ムダじゃない?」と思うタスクがあっても、「だから、これをやるんだ」という“納得感”を得ることで、モチベーションが上がっていきます。

目的を自分なりに理解して取り組むと、仕事がスムーズになります。たとえば定例会議も、「参加して聞いているだけ」では時間のムダ。

事前に「何を報告するか」「どんな結論を出したいか」を整理すると、脱線も減り、会議全体の時間短縮にもつながります。

不要だと感じるタスクがあれば、「こうしたらよくなるのでは?」と提案することで、業務改善につながるかもしれません。

太田 亮 ハーベス取締役/実務家

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おおた りょう / Ryo Ota

1981年生まれ。リクルートスタッフィング、楽天グループを経て、業界最大手の日本M&Aセンターにて実績を積む。同社でのM&A累計成約は30件以上。楽天では支社長、日本M&Aセンターでは営業部長として、人材育成や事業立ち上げ、行政アライアンス/地方創生、M&A、PMI、財務・法務業務に携わり、MVPや年間トップ成績を多数達成。2025年より現職。かつては寝食を忘れて働いていたが、本来の「ナマケモノ」性分を逆手に取り、ムダをそぎ落とすことで、最短で最大の成果を出すスタイルを確立した。『ナマケモンが教える 社会人1年目の仕事術』(東洋経済新報社)を監修。

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