盛田・大賀から北米・欧州事業のほぼ全権を与えられたシュルホフから見れば、SCEなど、ちっぽけな社内ベンチャーにすぎない。シュルホフに連なるレイスらも感覚は同じだ。
SONAMやSCEAで働くアメリカ人たちは、そもそも「プレイステーション」という名前が気に入らなかった。彼らネイティブは「プレイステーション」の語感から「幼児が遊ぶベビーベッド」を連想した。日本のデザイナーが考案した、アルファベットのPとSを3D的にデザインしたプレステのロゴも「アメリカの市場ではインパクトが弱い」とみていた。
この頃のアメリカのゲーム市場ではセガが「クール」だった。辣腕マーケッター、トム・カリンスキーが率いるセガの「ジェネシス」(日本名は「メガドライブ」)は、任天堂の「スーパーファミコン」に比べ「ちょいワル」のイメージで、キャラクターの「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」もクールな雰囲気をうまく出していた。レイスたちはソニックに対抗するキャラクターとしてポリゴンマンを用意した。






















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