「2026年F1はなぜ大混乱に陥ったのか?」躍進するハース小松代表が明かす新ルールの改善すべき点と小規模チームの戦い方
「我々のいる中団も緊迫しています。ハースとアウディ、レーシングブルズ、アルピーヌ。この4チーム8台のマシンが、最終的には0.3秒を争う戦いになると思います。先頭集団、中団、後続集団で、それぞれに激しい戦いが行われると思います」
新参入のアウディはいきなり速さを見せるし、レーシングブルズもホンダと別れて作った自社製エンジンが予想以上に調子いい。アルピーヌもメルセデスエンジンになって躍進するだろう。その競争を健全なものにするためにも、オーバーテイクや電気に対する依存性の高さを、調整しなければならないと小松代表は言う。
「現状だとドライバーがシステムのために働いているようになっている。電力の回生や、放出などのために走っている。ドライバーが車に合わせざるを得ない。本来は逆ですよね。チームは、ドライバーがパフォーマンスを発揮するために車を作らなきゃならない。本当は」
実は、ダーティエアは昨年よりひどい
オーバーテイクモードや、ブーストモードなどはともかくとして、小型化した車両や、グランドエフェクトカーでなくなったことで、車両自体の追い越しやすさは高まっているのか? そうした追加機構をのぞけば、レースしやすくなったのだろうか?
「いや、ダーティエア(車両が残す乱流で、そこに入ると遅くなる)は昨年よりひどいですね」
グランドエフェクトカー(車両の下に空気の通り道があって、路面に吸い付くような効果を発揮する)が規制されたのは、ダーティエアを減らして、オーバーテイクしやすくするためではなかったのか?
「従来はダウンフォースを得るために空気は上に跳ね上げられてましたが、今年はストレートモードにすると乱流はまっすぐ後ろに残ります。だから、ダーティエアの影響はより大きくなっています。それは、シミュレーションでも分かっていました。そのあたりは全部競技規則を決定するFIA(国際自動車連盟)にフィードバックしています」





















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