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小学館「マンガワン」問題で、被害女性が出した《1400字声明文》の凄み…「小学館を『許せない』とは言っていない」 の真意

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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 私が訴訟を起こした相手は、加害教員と、北海道芸術高校札幌サテライトキャンパスを運営する学校法人恭敬学園です。私のように無防備で幼い学生が次々と同じような被害に遭い続けるのを絶対に止めたいという思いで、この裁判を起こしました。私が本当に許せないと思っているのは、判決が出ても非を認めて謝罪しようともしない加害教員です。

被害者が真っ先にあげたのは「本当に許せない」という相手についてでした。多くの報道が飛び交う中、冒頭にはっきり書くことでメディアにも世間の人々にも「ここを他のことにすり替えないでほしい」という強い思いがうかがえます。

また、冒頭の文章には「なぜ被害者がこのようなメッセージを発信するのか」の理由も書かれています。「無防備で幼い学生が被害に遭わないように」という切なる願いと優しさが感じられます。その他者を思いやる温かい人柄は次の文章にも表れていました。

 このたび、思ってもいなかったような騒ぎになり、マンガワンで活躍されていた、加害教員とは全く関係のない漫画家さん、作家さんを巻き込んでしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。

訴訟を起こすのは当然の権利であり、被害者には一切の落ち度がないのは誰の目にも明らか。それでも漫画家や作家の心中や影響を察し、本題に入る前に謝罪の意を示したことで、以下のメッセージに対する信頼性が高まりました。

被害者が見せた “包容力”

 私は、小学館の編集者さんが間に入って加害教員と示談の話し合いをした際、「連載を再開する際には読者の方々の為にも体調不良や療養など虚偽の理由を述べずに休載期間について事実に基づいた説明をしてもらいたい」と希望しました。それが受け入れられなかったこともあり、示談には至りませんでした。

ここは誤解のないように事実関係を伝える文章。「読者のために嘘はつかず事実を述べてもらいたい」という最優先事項が約束されなかった不本意さが感じられます。

この点は小学館の関係者が猛省するところであり、組織に隠蔽体質はないのかなども含め、第三者による調査で原因を追及すべきでしょう。

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【包容力であって受容や寛容ではない】

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