この現場で特に手間がかかったのが、庭の片付けだ。ブロックや植木鉢、発泡スチロールの鉢など、30個以上が放置されている。
「土・石・コンクリート」は一般ゴミに出せない
土は自然物と見なされ、石やコンクリートは産業廃棄物にあたるため、基本的に一般ゴミとして出すことができない。専門の許可を持つ業者に依頼する必要がある。
「植木鉢とコンクリートの処分に困っている人は本当に多いです。植木鉢は回収できない自治体が多いですし、一般ゴミに産業廃棄物を入れたらダメなので、産業廃棄物収集運搬の許可を持った業者に頼むしかないんですよ。なので、植木鉢を買うならプラスチックのモノ一択です。ブロックなんか今は買うより処分するほうが高い。私たちは職業柄、ブロックはなかなか買わないです。いずれ困ることがわかっているので」
法律上、産業廃棄物処理には排出者と業者の間で書面による直接契約を結び、廃棄物の種類や行き先を記録した“マニフェスト”を発行する義務がある。しかし、少量の片付けにこのルールを厳格に当てはめていると、事務負担とコストが膨らみ、現実的な対応が難しくなる。
悪質な業者による、ゴミを捨てたい住人の足元を見た「ぼったくり」などのトラブルが横行しているのが現状だ。
作業が進むにつれ、各部屋からモノが運び出され、大きな家具だけが残された。実家の片付けは、いざ始めてみると想像以上に時間も手間もかかる。
しかし、「使っていない部屋から手をつける」「食器は紙袋にまとめて出す」「ゴミは少量でも毎週出す」など、小さな知識の1つひとつが、作業の負担を確実に減らしてくれるはずだ。
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