突然の実家じまい「リビングから手をつけると確実に失敗する」理由 庭にも"思わぬトラップ"が…【知らないと後悔】

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この現場で特に手間がかかったのが、庭の片付けだ。ブロックや植木鉢、発泡スチロールの鉢など、30個以上が放置されている。

実家じまい
たくさんの鉢やブロックが残された庭。自分たちだけで片付けようとすればかなりの労力が必要だろう(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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よく見かける鉢やプランターも、始末するときには思わぬ手間となることがある(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

「土・石・コンクリート」は一般ゴミに出せない

土は自然物と見なされ、石やコンクリートは産業廃棄物にあたるため、基本的に一般ゴミとして出すことができない。専門の許可を持つ業者に依頼する必要がある。

「植木鉢とコンクリートの処分に困っている人は本当に多いです。植木鉢は回収できない自治体が多いですし、一般ゴミに産業廃棄物を入れたらダメなので、産業廃棄物収集運搬の許可を持った業者に頼むしかないんですよ。なので、植木鉢を買うならプラスチックのモノ一択です。ブロックなんか今は買うより処分するほうが高い。私たちは職業柄、ブロックはなかなか買わないです。いずれ困ることがわかっているので」

法律上、産業廃棄物処理には排出者と業者の間で書面による直接契約を結び、廃棄物の種類や行き先を記録した“マニフェスト”を発行する義務がある。しかし、少量の片付けにこのルールを厳格に当てはめていると、事務負担とコストが膨らみ、現実的な対応が難しくなる。

悪質な業者による、ゴミを捨てたい住人の足元を見た「ぼったくり」などのトラブルが横行しているのが現状だ。

実家じまい
ブロックや鉢が運び出された庭(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

作業が進むにつれ、各部屋からモノが運び出され、大きな家具だけが残された。実家の片付けは、いざ始めてみると想像以上に時間も手間もかかる。

しかし、「使っていない部屋から手をつける」「食器は紙袋にまとめて出す」「ゴミは少量でも毎週出す」など、小さな知識の1つひとつが、作業の負担を確実に減らしてくれるはずだ。

実家じまい
離れへと続く中庭も、大きなブロック類が運び出されモノがなくなった(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
國友 公司 ルポライター

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くにとも こうじ / Kozi Kunitomo

1992年生まれ。筑波大学芸術専門学群在学中よりライターとして活動。訳アリな人々との現地での交流を綴った著書『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)が文庫版も合わせて6万部を超えるロングセラーに。そのほかの著書に『ルポ路上生活』(KADOKAWA)、『ルポ歌舞伎町』(彩図社)がある。

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