東洋経済オンラインとは
ライフ #懐かしドラマを今の目で観たら、社会の変化が見えてきた

「強いて言うなら…全体的におかずが茶色すぎるかな?」 竹内涼真が好演『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に見る"変化"

8分で読める
  • ドラジ ドラマウォッチャー・批評家
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

『コミュニティを問い直す』の広井良典はこう指摘する。

「”個人が孤立しつつつながる”という、真の意味での『都市的な関係性』を作っていくことがいま求められている」

勝男は会社の後輩と関わる中で自己をアップデートしていく(画像:公式HPより)

ムラ社会が崩壊した現代における勝男の振る舞いは、孤立せず他者との関係を再構築できるという意味で最適解だったのかもしれない。

社会が変わったからこそ、日本男児もアップデートした

池中玄太が仕事に全力投球していた時代とは社会情勢も人々の価値観も大きく変わった。「成長神話の崩壊」「ムラ社会の終焉」はネガティブな文脈で語られがちだが、本当にそうだろうか。本当に成長だけが善なのだろうか?

仕事だけでなく、料理を始めた勝男は新たな知見を得る。「料理をつくれるようになるって、世界を広げることでもあるのかも」。「成長」や「共同体」に縛られすぎない幸せのかたちを軽やかに提示してくれた『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は後世にも語り継がれる作品となるだろう。

【もっと読む】昭和の時代、父親たちは驚くほど家事も育児もしなかったーー昭和の「疑似家族ドラマ」にZ世代が衝撃を受けたワケ では、1980年放送のドラマ『池中玄太80キロ』を深堀り。本作から見える男性と家事との関係性の変化を、Z世代のドラマウォッチャー・批評家のドラジさんが詳細に解説している。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象