「強いて言うなら…全体的におかずが茶色すぎるかな?」 竹内涼真が好演『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に見る"変化"

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『コミュニティを問い直す』の広井良典はこう指摘する。

「”個人が孤立しつつつながる”という、真の意味での『都市的な関係性』を作っていくことがいま求められている」

会社の後輩と
勝男は会社の後輩と関わる中で自己をアップデートしていく(画像:公式HPより)

ムラ社会が崩壊した現代における勝男の振る舞いは、孤立せず他者との関係を再構築できるという意味で最適解だったのかもしれない。

社会が変わったからこそ、日本男児もアップデートした

池中玄太が仕事に全力投球していた時代とは社会情勢も人々の価値観も大きく変わった。「成長神話の崩壊」「ムラ社会の終焉」はネガティブな文脈で語られがちだが、本当にそうだろうか。本当に成長だけが善なのだろうか?

仕事だけでなく、料理を始めた勝男は新たな知見を得る。「料理をつくれるようになるって、世界を広げることでもあるのかも」。「成長」や「共同体」に縛られすぎない幸せのかたちを軽やかに提示してくれた『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は後世にも語り継がれる作品となるだろう。

【もっと読む】昭和の時代、父親たちは驚くほど家事も育児もしなかったーー昭和の「疑似家族ドラマ」にZ世代が衝撃を受けたワケ では、1980年放送のドラマ『池中玄太80キロ』を深堀り。本作から見える男性と家事との関係性の変化を、Z世代のドラマウォッチャー・批評家のドラジさんが詳細に解説している。
ドラジ ドラマウォッチャー・批評家

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どらじ / Doraji

1998年埼玉生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。某大手予備校を経て、現在は巣鴨にある予備校で教室マネージャーとして勤務。
X:@FujiDrama

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