「ウイルス感染のニセ警告」はもう個人レベルの問題じゃない!トラブル遭遇の経済学者が提言する「自動車並みの安全基準」

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そこには、ポップアップを止める方法がいくつか書いてある。IPAのホームページの「情報セキュリティ」の項目には、さまざまな対処法が掲載されている。

これらの記事は、確かに役に立つ。ただし問題は、実際にトラブルに直面したとき、これらのページを開き、落ち着いて読むことができるかどうかだ。

実際には、ニセ警告がPC画面に現れると誰でも驚いてしまって、つい相手の言うままになってしまう。落ち着くためには、この種のニセ警告が蔓延していることを知っていることがいちばんよい。

私もニセ警告について漠然とは知っていたのだが、自分が遭遇するとは思っていなかった。そのために慌てたのだ。

その意味でも、この種の体験を共有しておくことは重要だ。そこで、私は友人のグループにこの件を話したのだが、そこでのやり取りで前述のようないくつかの有用な情報を得られた。

ネットの安全性確保は社会課題だ

そこで考えたのは、このような個人個人の経験談を集めて、簡単にアクセスできるようなサイトが作れないだろうか、ということだ。

ただし、個人や私企業がサイトを作ったとしても、完全な信頼を獲得することは難しいだろう。だから、このようなサイトの作成は公共主体の役割と考えざるをえない。

いまや、インターネットは一部の者だけが使用する特別な仕組みではない。誰もが利用する重要な社会的空間だ。その安全性を確保するために、公共主体が全力を挙げてほしい。

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