攻撃者は、いかにして相手の判断能力を失わせるかを十分に研究し、人間の弱みに付け込んでくるのである。そのため、普段は用心深い人でも相手の言うままになってしまう。
私自身、いま思い返してみると、友人がこのようなトラブルにあったと前に聞いたことがあった。だから、それと同じことが起こっているのだとわからなければならなかった。
しかし、最初はそのように判断することができなかった。前回の記事で書いたように、ChatGPTの注意を聞いて、初めて平常心を取り戻したのである。
ある友人は「コンビニでクーポン券を買って送れ」という指示に従おうとしたところ、店員に「これは詐欺だ」と教えられたという。店員は警察に通報してくれた。そして、警官が自宅に来てくれたそうだ。
もう1人の友人は、自分で対処した後に地元の警察署に報告したところ、専門部隊の当番が来宅し、「その対応で結構」といわれたそうだ。
体験を共有しておくことの重要性
ニセ警告のようなトラブルにあうと「渡る世間は鬼だらけ」という気分になってしまう。しかし、決してそんなことはない。世の中の多くの人は、お互いに守ろうという気持ちを持っている。
とりわけ、警察がこのように丁寧にケアしてくれるとは知らなかった。考えてみれば、重大な危機に直面しているのだから当然だとは思うが、ありがたいことだ。これがわかっただけでも、友人に話した意味があった。
「ウイルス感染 ニセ警告」「サポート詐欺」「ニセセキュリティ警告 消し方」などのキーワードで検索すると、この問題について解説しているいくつかのサイトがヒットする。警察庁やIPA(情報処理推進機構)も、この問題について注意を呼びかけるサイトを作っている。




















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