実力を発揮できるか否かの分岐点…「集中が切れた時」一流アスリートがまず考えるたった1つのこと

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不安がある。緊張している。心拍が速い。考えが散っている……。そうした反応が起きたとき、私たちの多くは自然に「この状態を何とかしなければ」「整ってからでないと始められない」と考え、気持ちを整えることに時間を使ってきました。

良い状態になってから行動するという発想が、当たり前の前提になっていたのです。

さらに、集中力についても、私たちは無意識のうちに1つの思い込みを持ってきました。

集中とは、途切れずに保ち続けるべきもの。注意が逸れるのは、うまくいっていない証拠。そう考えるほど、注意が逸れた瞬間に「集中できていない自分」を評価し、責めてしまいます。

私が提唱している「集中力革命」とは、こうした前提そのものを更新していくことを意味しています。新しい能力を身につけることではありません。これまで当たり前だと思ってきた見方を、少しだけ変えてみることです。

「集中力革命」とは3つの視点の更新である

更新すべき視点は、大きく3つあります。

まず1つ目は、メンタルの捉え方です。メンタルは、生まれつきの性格や才能ではありません。良い状態を保てるかどうかでもありません。

不安や緊張がある中で、どこに注意を向け、どんな行動を選び続けられるか。その扱い方は、後天的に学び、磨き、使うことのできる「スキル」なのです。

感情を持たないことが強さなのではなく、感情がある中で行動を選べることが強さである――。この見方に立ったとき、メンタルは評価の対象ではなく、使える技術へと姿を変えます。

2つ目は、操作対象の更新です。これまで私たちは、うまくいかないときほど、思考や感情を整えようとしてきました。前向きに考えようとしたり、緊張を消そうとしたり、あるいは気にしないようにしたりする、などです。

しかし、思考や感情を直接どうにかしようとするほど、かえって苦しくなる場面があります。

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