実力を発揮できるか否かの分岐点…「集中が切れた時」一流アスリートがまず考えるたった1つのこと

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私の立場は明確です。扱うべきなのは、感情そのものではありません。

どんな感情があっても、その中で注意をどこへ向け直すか。感情は選べません。しかし、注意の向け先は選ぶことができます。

どんな状態でも前に進むためにメンタルを使う

3つ目は、集中の捉え方の更新です。集中力とは、集中し続ける力ではありません。注意が逸れない状態を保つことでもありません。

集中力革命: ブレても力を発揮するメンタルの技術
『集中力革命: ブレても力を発揮するメンタルの技術』(Gakken)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

注意が逸れることは前提であり、そのことに気づき、必要な場所へ戻し直せる力こそが集中力です。

良い状態をつくることを目指すほど、「今の自分は足りない」という感覚に縛られてしまうことがあります。

そうではなく、どんな状態の自分であっても進みながら、注意を行動へ戻し続ける――。その姿勢そのものが、実力発揮を支える土台になります。

良い状態をつくることは目指さない。その代わりに、どんな状態でも前に進むためにメンタルを使うのです。

不安があってもいい。緊張していてもいい。頭の中が静かでなくてもいい。それでも、注意を戻し、行動を選び続けることはできます。

なぜなら、メンタルとは誰もが使える「スキル」なのですから。

伴 元裕 福岡ソフトバンクホークスメンタルパフォーマンスコーチ、株式会社OWN PEAK代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ばん もとひろ / Motohiro Ban

7年間の商社勤務を経て渡米し、デンバー大学大学院スポーツ&パフォーマンス心理学修士課程を修了。2017年に帰国後、OWN PEAKを創業。野球やサッカーをはじめとするトップアスリートやプロチームに対し、本番で力を発揮するためのメンタルパフォーマンス支援を行ってきた。2024年秋より福岡ソフトバンクホークスのメンタルパフォーマンスコーチに就任。2025年シーズン途中からはベンチ入りし、現場からチームに関わりながら、リーグ優勝と日本一達成を支えた。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事