マイクロプラスチックに森林環境税…2026年東大入試が受験生に求めた"能力"の正体

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世界史探究第3問
世界史探究第4問(画像:筆者提供)
世界史探究第3問(画像:筆者提供)

古代から現代までの社会における女性と男性のあり方についての問題であり、女性の参政権や社会進出などが題材となっていました。扱われている資料も多く、新課程を意識しての出題であると言えるでしょう。

このような女性の社会進出などに関する話題は近年のニュースでも度々扱われています。25年10月には自民党の高市早苗総裁が憲政史上初の女性首相となった日本ですが、一方で「ジェンダーギャップ指数2025」では世界148カ国中118位となっており、低迷が続いています。特に政治と経済の分野で後れをとっており、女性議員や女性管理職の少なさが課題となっています。

そんな中、26年4月には女性活躍推進法の改正が行われ、男女の賃金格差の開示義務がより小規模な企業(労働者101人以上)にも拡大されるなど、実質的な格差是正に向けた法整備が進んでいます。

東京大学においてもジェンダーギャップの問題は他人事ではありません。
24年度のデータでは、学部学生の女子比率は約21%、教員の女性比率は約16%にとどまります。東大にもこの点に問題意識があるのは間違いないでしょう。(出所:東京大学広報室

東大に限らず近年の入試や試験では、単なる知識の多寡を問うだけでなく、現代社会の課題を歴史に遡って考えさせる問題が増えています。

こうした歴史問題は、「過去の話」を解いているようでいて、実は「今の社会をどう見るか」を問われていることが多いです。時事ニュースをフィルターとして歴史を学ぶ習慣は非常に有効であると言えるでしょう。

地理ではマイクロプラスチックの問題が

地理ではブルーカーボン、マイクロプラスチック、森林環境税など近年の環境トピックが取り上げられました。

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