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吹奏楽部「大編成の存続危機」が実はチャンスと言えるワケ、《指導と編成》進化のカギを握る驚きの"先端技術"とは?

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  • 渡郶 謙一 北海道教育大学音楽文化専攻合奏研究室 21世紀現代吹奏楽レパートリープロデューサー
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具体的には、パート練習を行っている時の演奏者1人ひとりの音程やタイミングのずれ等を解析し、視覚的に認識させる練習システムを開発している。

研究協力を行っている筆者としては、小編成から再スタートする部活動がこのシステムを用いることで、従来の大編成の吹奏楽部では育てきれなかった、純度の高い響きを奏でる感覚を磨けるのではと期待している。科学者が組み立てた「理論」と、演奏者側の「感性」との境界域をいかにつなげるか、これからの展開にご期待いただきたい。

チューナーマイクで収音した個々の演奏を分析して可視化し、指導に役立てようとする研究が行われている(出所:九州大学文化知能科学研究室)

画期的な「半自動演奏ロボット」の仕組み

同じくSIGMUS会員である、熊本大学工学部情報電気工学科・大学院先端科学研究部の上瀧剛教授は、演奏で用いる楽譜を情報処理して生身の人間の代わりに楽器のキーを動かしてくれる駆動装置を開発し、「半自動楽器演奏」を実現している。

例えば、サクソフォーンでの試みを紹介したい。まずは楽器に駆動装置(モーターとワイヤを備えた金属板)を設置して、USBケーブルでパソコンに接続。専用ソフトを起動して曲やテンポを選択すると、モーターが曲に合わせて動き、ワイヤがキーを押して運指を自動化してくれるシステムである。

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【これがサクソフォーンに設置した「駆動装置」!】

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