朝5時起き、ホテル泊まり込みの特殊チーム
150分圏内にしか出店しない551。だが、「なかなか買えない」と悲しむなかれ。全国で豚まんを購入できる機会がある。百貨店の催事だ。
しかし、150分の外に出るということは、セントラルキッチンから生地を届けられないということ。これをカバーする特殊チームがいる。
「催事班がミキサーなどの機材と材料を持って、全国各地に行きます。普通の店舗なら生地が届きますけど、催事班は自分たちで小麦粉から作るんです。だから期間中は、近くのホテルに泊まり込みで作業しています」
催事班は2チームいるが、それぞれ予定は年間でびっちり埋まっており、フル稼働している。「それはそれは大変です」と八田さんは苦笑いする。
朝は早い人で5時起き。生地の仕込みから始まり、発酵を待ち、包み、蒸す。その繰り返しを閉店まで続ける。催事開催中は休みも取りづらい。それを、北は関東、南は九州まで――。「一番売れたのは?」と聞くと、「どこも行列ですね。『やっと買えた』と喜んでくださる方も多くて」と八田さん。
「150分の壁を越えてでも届けたい。それも出来立てを」
この執念が、催事班を支えている。
しかもそのこだわり、豚まんだけではない。豚まんにつけるからしも、保存料無添加で自社製造。しかもできるだけ、当日作ったものを当日使い切っている。
なぜ外注しないのかと尋ねると、「365日店が営業しているから」だという。
「外注しようとすると、レシピを変えなければいけなかったり、365日作ってもらえなかったりという問題があって、結局自社でずっとやっています」
作りたてを常に提供しようと思ったら、自分たちで作るしかないのだ。
豚まんもからしも、「味」と「出来立て」を譲らない。効率や利益を考えれば、どちらかを譲歩して、外注や機械化する方が楽だ。だが、551はそれを選ばない。





















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