ネット広告の「監視されている気味悪さ」には理由がある GAFA一人勝ちを許す『クッキー規制』を打破する秘策

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(写真:metamorworks/PIXTA)
ネットで買い物をしようとしたら、さっきまで見ていた商品の広告がずっと追いかけてくる…。そんな「監視されている」ような気味の悪さを感じたことはないだろうか?
実はそれ、あなたのネット上の行動履歴が「丸裸」にされている証拠なのだ。本稿では、『AI羅針盤―業界別活用状況からセキュリティ・ガバナンスまで』より一部抜粋・加筆修正のうえ、AI時代のデジタルマーケティングの裏側と、世界中を巻き込んだ「クッキー規制」の実態に迫る。

「クッキー」の裏側で何が行われている?

「デジタルマーケティング」は、ネット上のデータだけでなく、スマホの位置情報や街中の防犯カメラのデータまでをも掛け合わせ、私たちの「過去の行動」から「次に何をするか」までを予測してしまう。

そのカギを握るのが「クッキー(Cookie)」という技術だ。パスワードなしでログインできたりする一見便利な「ネット上の足跡」機能だが、その裏ではあなたの検索履歴や趣味嗜好が、高い精度でデータとして記録され続けているのだ。

ネットの世界には、大きく分けて3つのデータが存在する。

ファーストパーティデータ: 企業があなたから直接もらったデータ(会員情報など)

セカンドパーティデータ: 企業同士で共有されるデータ(通販と宅配の連携など)

サードパーティデータ: 専門業者がネット全体から勝手に集めた不特定多数のデータ

問題なのは3つ目の「サードパーティデータ」だ。世の中には、さまざまなサイトからクッキーをかき集め、「この人は最近都内のマンションを探してるぞ」とリスト化して広告会社に提供する「DMP(Data Management Platform)事業者」という裏方が存在する。

彼らの存在により、私たちはネットのどこへ逃げてもピンポイントな広告で「待ち伏せ」されていたのである。

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