ネット広告の「監視されている気味悪さ」には理由がある GAFA一人勝ちを許す『クッキー規制』を打破する秘策
ここで「もはや巨大プラットフォーマーにひれ伏すしかないのか…」と絶望するのはまだ早い。会員データを持たない一般企業でもこの状況を打開するための実証実験が日本大学と株式会社ベストプランニングによって行われている。その画期的な仕組みはこうだ。
日本発の画期的な技術
自社サイトで独自のクッキーを発行し、ユーザーの閲覧履歴をGoogleのデータベース(BigQuery)に蓄積。
「サービス紹介を見た後に採用の募集要項を見たな…」と、ページを見た順番だけでユーザーの興味関心を推測。
ユーザーが再びサイトを訪れた瞬間、Googleの生成AI「Gemini」が発動。「この会社に入れば、あなたならこんな大活躍ができますよ」という、その人だけを狙い撃ちした魅力的な架空ストーリー(オリジナル広告)を瞬時に自動生成。
このシステムはGoogleの既存サービスと、ちょっとしたプログラム(JavaScript)で実現可能だ。
①クッキーの発行、②ページ閲覧履歴の送信、③プログラムの実行、④データベースへの保存、⑤Geminiでのメッセージ生成、といった一連の指示を出すだけなのだ。将来的にはプログラミングすら不要(ノーコード)になるというから驚きだ。
このように自前のデータとAIを掛け合わせれば、ユーザーの興味関心に合ったオリジナル広告が簡単に作れてしまう。
つまり、企業が巨大プラットフォーマーから広告活動の自由を取り戻す、そのための仕組みなのだ。
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