10分ほど経った頃、とてもいい香りがするコーヒーが運ばれてきた。銀色の食器に入れられたミルクと砂糖(白色と茶色の2種類から選べる)、一口サイズの洋菓子もセットで付いてきて、まさに“貴族のコーヒータイム”といった光景が目の前に広がる。
大人の味わいがする、いい感じに苦みの効いたコーヒーは、この1年間で飲んだコーヒーの中で1番美味しいと感じた。が、なんとこの後、私の目の前で、30分ほどピアノの生演奏が行われた。千と千尋の神隠しや、名前は忘れたけれど絶対に過去に聞いたことのある名曲が流れる中、英国貴族の気持ちで飲むコーヒーの美味しさと言ったら……(まあ、実際の肩書は英国貴族ではなく、ウーバー配達員なんですけどね)。
入店してから10分間くらい緊張していた私だが、以降はコーヒーの味を楽しんだり、ピアノの音楽に耳を澄ましたり、「せっかくだからミルクと砂糖を入れてみよう(少しでも元を取るために大量に入れよう)」→「ミルクを入れすぎたせいでコーヒーがぬるくなってしまった!」などの“非日常”という名の贅沢を楽しんだ。
「もう一杯いかがですか?」に筆者が全力で“警戒”したワケ
私が入店した15時30分頃、店内には10~15組くらいのお客さんがいた。そのほとんどは女性客で、私と同じ“お一人様”もパラパラいた。ノートパソコンで仕事をしている男性客も数名目撃した。
「この前、シンガポールに旅行したの」「来週はアフリカに出張なんだよね」といった他のお客さんの会話が気になる中、外国人の店員さんがやってきて、私が飲み干した食器を回収。新しいコーヒー、つまりはおかわりを持ってきてくれた。





















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