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大ピンチ「紀州鉄道」2026年中に廃線の可能性も 中国系企業に買収され方針変更、値上げもできず〈再配信〉

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紀州鉄道が廃線の危機にある(筆者撮影)

※読者の反響が大きかった記事を再配信します。本稿は2025年11月10日に公開した記事を再配信したものです。

10月の初め、鉄道ジャーナリストなんて肩書きもない単なる時刻表愛好家である私の元に、突如、驚くべき情報が届いた。和歌山県のローカル鉄道である紀州鉄道が廃線の危機。早ければ2026年中に廃線の可能性もあるという。

親会社は不動産会社

順を追って説明しよう。

和歌山県御坊市にあるJRの御坊駅は、市の中心街から離れた場所にある。そこから市の中心部へと向かうのが紀州鉄道(旧・御坊臨港鉄道)だ。

1960年代後半から1970年代にかけて進んだ自家用車の普及で赤字が膨らみ、廃線の危機となるも、東京の不動産会社が買収、紀州鉄道と社名を改め鉄道会社を運営することとなった。

当時は首都圏や関西圏などで鉄道会社が主体となって沿線にニュータウンを作っていた時代。不動産事業を進める上で「○○鉄道」と名乗ることがプラスとなると考えられていたことから、東京の不動産会社が親会社である和歌山県の鉄道という珍しいスタイルが誕生したのだろう。その後現在に至るまで紀州鉄道は鉄道事業に加え不動産事業やホテル事業を営んでいる。

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