東洋経済オンラインとは
ビジネス

渋谷"日本一新しい廃墟"に会員急増ジム「フィットイージー」誕生 "運動しない人"も取り込む「なんでもあり」仕掛けとは?

7分で読める
  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

これらのことから、フィットイージーではワークスペースとしての機能も果たしているといえそうだ。同店の競合となるのは他のフィットネス施設だけではなく、近隣のコワーキングスペースやカフェからもお客を奪っているのかもしれない……。

サウナやゴルフ、数多くちりばめられる入会動機

筆者の場合、決め手はコワーキングスペースだったが、サウナやゴルフを目当てに入会している人も多そうだ。

中でもシミュレーションゴルフはいつも予約が埋まっている印象だ。日中はもちろん、夜の0時近くでもゴルフを楽しんでいる人を見かけて根強い人気を感じる。また、昨今のサウナブームからか個室サウナも人気だ。特に水風呂や、ととのいスペースまでついているのがサウナ好きからの評価が高い。

個室サウナには写真のととのいスペースと、さらに水風呂も付いている(写真:フィットイージー提供)

ゴルフもサウナも、1回きりではなく、好きな人は繰り返し楽しみたい性質のものだ。フィットイージーなら、これらそれぞれの専門店に行くよりも手軽に使い放題で楽しめてしまう。かつ、おまけにその他のコンテンツまで使えてしまうのでお値打ちだと感じる。

特に人気のシミュレーションゴルフ(写真:フィットイージー提供)

従来のフィットネスジムのターゲットは「筋トレしたい人」や「ダイエットしたい人」だったが、フィットイージーでは「ゴルフの練習がしたい人」「サウナを楽しみたい人」など、運動以外のニーズの人も見込み客になる。

コンテンツが数多く用意されるので、そのうちどれかが刺さればその人にとっての入会動機になる。「サウナ目当てで入ったけど、たまには筋トレもしよう」なんて利用シーンも想定できる。

ここまで読んで、「コンビニジム」を謳うチョコザップを思い出した人もいるかもしれない。チョコザップも同様に運動以外の機能、セルフエステやコワーキングスペースカラオケ、脱毛などのコンテンツを取り揃えた新しいスタイルのジムだ。しかし、先に登場したのは2018年創業のフィットイージーである。

次ページが続きます:
【将来的には2500店舗体制を目指す】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象