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不公平な看護師"働き方改革"の実態 「いつも尻拭い」「夜勤可能な人に集中」「菓子折り持参で謝罪」…復職望まぬ看護師も

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悩む看護師
「働き方改革」がまったく進まない看護の実態に迫ります(写真:mits/PIXTA)
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では、なぜ看護師の働き方改革が進まないのだろうか。

その理由は大きく、「24時間365日の交代勤務であること」「患者数に対する看護師の配置人数について、診療報酬の規定があり、簡単に増員できないこと」「AIやICTで置き換えられない業務があること」の3点が挙げられる。それぞれ見ていきたい。

■24時間365日の交代勤務であること

1つ目の「24時間365日の交代勤務であること」だが、医療機関を維持するためには、隙間のない人員配置が必要だ。

そのため、多くの看護師が一斉に有給休暇を取得したり、同じ時間に帰宅したりすることは難しい。シフト制ではあるが、患者の急変やトラブル対応などがあれば、残業は必至。自分ではコントロールできない事態が起こるのが、医療現場だ。

■診療報酬の規定の縛り

わかりにくいのは、2つ目の理由「診療報酬の規定」だろう。

国は、医療サービスにかかるお金を診療報酬というかたちで定めている。それは全国一律で、看護に関しても行ったケアに対して診療報酬がつく。

ただ看護の場合は人員配置基準というルールがあり、例えば、一般病院なら「10:1(患者10人に対して看護師1人以上)」「15:1」、高度な医療を提供する急性期病院なら「7:1」などと定められている。

この基準を割り込めば、入院基本料の減額や加算の取り消しにつながるため、病院は経営上必要な看護師数を確保しなければならない。

そのため、ときに交代要員として休みの看護師に勤務を依頼するなどの対応が必要になるなど、綱渡り状態でのマネジメントが行われていることが多いのだ。

■AIやICTで置き換えられない業務

3つ目の「AIやICTで置き換えられない業務」は、まさに看護のあり方を示している。

目の前の患者が今後どのように症状が変化するかを予測したり、退院に向けて必要な支援は何かを考えたり、患者の気持ちに寄り添ったりなど、1人ひとりに適切なケアを提供することは、現在のところAIやICTにはできない業務だ。

結果的に、負担を強いられる看護師、子育て・介護中の看護師ともに働く意欲が喪失し、離職につながってしまう。

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