"スマホ育児"を「子が可哀想」と批判する人の盲点 「静かになるけど罪悪感がすごい」「依存しないか心配」と悩む親に知って欲しい"8つのこと" 

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そこで、スマホ動画と上手に付き合うためのポイントを4つ紹介します。

① 「ルール」より「生活の中の導線」を意識する

「1日○分まで」と厳密に決めると、守れなかったときに親が罪悪感を抱きやすくなります。

時と場合によっては、使用時間の幅が必要です。ですので、外出前の準備の間だけ、食事の支度中など手が離せないときだけなど、生活の流れに自然に組み込む方が、気持ち的に楽かと思います。

② 見せる動画の質を選ぶ

例えば、夜の時間帯などは、ゆったりしたテンポのもの、音が穏やかといったものを選ぶと、興奮しすぎず切り替えもしやすくなります。少し面倒だとは思いますが、厳選してチャンネル登録などを行うと後が楽です。時折、チェックして精査しましょう。

③見終わった後に会話をする

「何が出てきた?」「どこが面白かった?」と話すだけで、受け身になりすぎるのを防げます。親子のコミュニケーションにもつながり、動画の時間が学びの時間にも変わります。

④スマホ以外の待てる遊びを増やす

塗り絵、シールブック、小さなパズル、音の出ないおもちゃなど、外出先でも静かに遊べる選択肢を増やしておくと、スマホに頼る頻度を自然に減らせます。

ワンオペ育児は、強さだけでは乗り切れない

そして、スマホ視聴を親が休むために使うのも立派な理由です。

「疲れたから少し休みたい」「気持ちを整える時間がほしい」

そんな理由でスマホを使うのは、決して悪いことではありません。

親が元気でいることは、子どもにとっても大切なことです。親が笑顔でいることこそ、子どもの心身の安定と健全な成長に、一番重要なポイントではないでしょうか。

完璧を目指す必要はありません。ワンオペ育児の大変さは、想像を絶します。そんな中では、親自身のゆとりも必要です。

それには、自分を責めないことも重要です。育児のストレスの根っこには、「もっとできるはずなのに」「ちゃんとできていない」という自己否定が潜んでいることがあります。ワンオペ育児は、強さだけでは乗り切れません。

必要なのは、自分を守る工夫と、小さな休息の積み重ねなのです。

大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

公認心理師、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。内閣府などの官公庁をはじめ、大手企業等で6万人以上に講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス・ハラスメント対策」を提供している。一般向けにメンタルアップマネージャ®資格講座を実施。著書に51万部を突破した『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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