春は「家で引きこもる」がいちばん…? 花粉飛散量の"少ない"意外な場所「避粉地」はここだ

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飛散量について、都道府県レベルであれば、環境省が発表している『令和7年春のスギ・ヒノキ花粉の実測総飛散数』のデータが参考になる。

24都道府県のうち(スギ・ヒノキ花粉総飛散数の)「過去10年平均値」(個/㎠)で花粉飛散量が多い都道府県は以下のようになる。

静岡県 12716
栃木県 8801
三重県 8371
鳥取県 6154
青森県 5759

一方、花粉飛散量が少ない都道府県は以下のようになる。

北海道 43
山口県 1955
和歌山県 2611
大阪府 2639
熊本県 2690

北海道が少ないのはイメージ通りだ。なお、沖縄県は調査対象外となっている。

東日本が多くて西日本が少ないとはいえるが、正直これだけだとあまり語れることがない。24都道府県分しかデータがないのも気になる。

花粉の飛散量の予測は、前年の11~12月頃にスギの樹木についている雄花の量を調べて行う。このデータがやはり環境省によって公開されている。

「令和7年度スギ雄花花芽調査結果」によれば47都道府県のうち(スギ・ヒノキ雄花花芽の)「過去10年平均値」(個/㎡)が多い都道府県は以下のようになる。

和歌山県 21050
滋賀県 10749
神奈川県 9302
徳島県 8264
福井県 8141

一方、少ない都道府県は以下のようになる。

沖縄県 668(単年のデータ)
北海道 1019
熊本県 1220
宮城県 1270
兵庫県 2185

花粉飛散量では3番目に少なかった和歌山県がワーストとなってしまった。かりに「地元」の雄花花芽が少なくても、ほかの地域から飛散する花粉はカウントできない。だが、熊本県は両方にランクインしており、「花粉が比較的少ない」県と判断してよいのではないだろうか。

なお、観測地点ごとのデータは「令和7年度 スギ雄花花芽調査観測地点一覧」にまとめられている。

これによれば、仙台市のほか、避暑地として近年脚光をあびている勝浦市、八女茶で知られる福岡県八女市や熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県などが比較的少ない地点として目についた。あくまで単年での測定値であるし、前述したように、遠くから飛来する花粉を考慮していないので、このデータにも限界がある。

全国の花粉飛散量の分布から「避粉地」を予測

結局最も信頼がおけるとおもわれるのが、ウェザーニューズが26年1月に発表した花粉予想のプレスリリースだった。

このなかで、ウェザーニューズが全国に設置している独自の花粉観測機「ポールンロボ」による観測に基づいて解析された2017〜2025年の花粉飛散の平均値を表した日本地図が紹介されており、飛散量の分布が手にとるようにわかる。

(画像:ウェザーニューズプレスリリース)

北海道全域にくわえて、青森県の津軽地方、秋田県、新潟県、大阪府、鳥取県、島根県、高知県、熊本県、宮崎県、鹿児島県の飛散量が少ないことがわかる。日本海沿岸は海から吹き付ける風に花粉がふくまれないことも飛散量が少ない理由のようだ。首都圏では千葉県の銚子周辺や木更津周辺も少ない。

逆に関東地方のほとんどと、福島県東部、山梨県、静岡県は非常に多いこともよくわかる。

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