春は「家で引きこもる」がいちばん…? 花粉飛散量の"少ない"意外な場所「避粉地」はここだ

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なお、過去のデータはダウンロードすることもできる。自分の気になる行き先があるならピンポイントで飛散量を調べることも可能だ。飛散量は1時間単位で表示されるのもありがたい。

もちろん花粉の飛散量は年によっても、時期によっても、あるいは日、いや時間帯によっても大きく異なる。近場の旅行であればウェザーニュースの花粉レーダーにより、48時間後までの飛散量をかなり正確に予測することができる。

標高が高いところも狙い目

花粉について考えるうえで重要な要素に標高がある。標高が高いところはスギが植えられていなかったり、スギがあってもまだ気温が低いために花粉を出していなかったりすることがあるからだ。こうした「避粉地」として、以下のようなところがあげられる。

奥日光(栃木県・標高約1300m)……いろは坂よりも標高が高い奥日光は花粉の影響を受けにくい。日光湯元温泉など、温泉があるのも魅力だ。なお、いろは坂よりも低い日光は杉並木でも知られるように花粉の影響が多いので注意が必要だ。
草津温泉(群馬県・標高約1200m)……スギの自生が少なく、花粉飛散量は前橋市などの都市部と比較して約3分の1というデータもある。週末でも東京駅から直行バスで約4時間、3400円で行くことができる。

温泉地に限定してもこのほかに那須湯本温泉(栃木県)、万座温泉(群馬県)、美ヶ原温泉(長野県)などがあげられる。ただし、風向きによっては標高が低いところから花粉が吹き上げられることもあるので注意したい。

ここまでは花粉の少ないところを探すことをテーマとしてきたが、最後に旅行中花粉のダメージを減らす方法についてくわえておきたい。

マスクやめがねといった一般的な対処法は、ふだんの日常生活で行っていることと変わりない。ただし、旅行中は外にいる時間がどうしても長くなるので、ポリエステル、ナイロンなど花粉が付着しづらいコートで出かけるようにしたい。頭髪についた花粉の影響も大きいので帽子をかぶるのも有効といえる。

ホテルや旅館のほか、日帰り入浴施設も積極的に利用し、入浴を楽しみつつ花粉を落とすことで、花粉の影響を減らすことができる。

移動手段はやはり車がベストだろう。マイカーがない場合もレンタカーの利用をおすすめしたい。外気で舞う花粉を取り込まないよう、内気循環にしたい。

花粉は昼と夕方に飛散のピークをむかえることが多い。そのため、まだ飛散量が多くない昼前までに屋外の観光をすませ、花粉量が多い時間には博物館や美術館をはじめ屋内の観光を多くすることで、花粉の影響を減らすことができる。

「無花粉スギ」や「少花粉スギ」への植え替えがすすめられているとはいえ、温暖化の影響もあってか、飛散量が減るきざしはみられない。花粉がなくならない以上、花粉の影響の少ないところを旅することで、少しの間だけでも、つらさから解放されたいものだ。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は135カ国(2026年2月現在)。

著書に『世界一周航空券バイブル』・『ビジネスクラスで行く!50代からの世界一周旅行(共著)』(ともにイカロス出版)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちら(hashigahideki@gmail.com)まで。

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