「もらい事故でした、申し訳ありません」では済まない、"他社"で発生したサイバー攻撃による被害の厳しい現実

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どこに依存しているのか。その依存が止まったとき、どの事業がどの程度影響を受けるのか。それを把握しないまま進めるDXは、成長と同時に大きなリスクを抱え込むことになります。

サプライチェーンにおけるサイバーリスク管理は、DXのブレーキではなく、むしろ、DXを持続可能なものにするための基盤として、経営に組み込むべきテーマです。

経営層が今、押さえるべき視点

サイバー事故において最終的に焦点となるのは、被害の有無そのものではなく、「そのリスクを把握していたか」「経営として備えていたか」という点です。

サイバー事故への対応は、もはやIT部門だけに委ねられる課題ではありません。事業の設計、投資、取引関係といった、経営そのものに関わるテーマです。

サイバーリスクは、突発的な危機ではなく、経営の前提条件です。その現実を直視し、事業と一体で向き合えているかどうかが、これからの経営評価を大きく分けていくことになるでしょう。

平時の判断と備えの積み重ねこそが、有事における説明力となり、経営の信頼を左右します。

東洋経済Tech×サイバーセキュリティでは、サイバー攻撃、セキュリティの最新動向、事業継続を可能にするために必要な情報をお届けしています。
橋本 詩保 SecurityScorecard, Inc. インターナショナルマーケティング担当 バイスプレジデント

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はしもと しほ / Shiho Hashimoto

2021年より現職。サイバーセキュリティやテクノロジー業界で、20年以上の経験を有する。SecurityScorecard以前には、コンピュータゲーム開発企業であるRovio Entertainmentの子会社 Hatch Entertainmentで、SamsungやNTTドコモなどのパートナーと共にモバイルクラウドゲームの世界展開を主導。また、アイデンティティアクセス管理および暗号化の世界的リーダであるSSH Communications Securityでは、世界的にマーケティングチームを率いるなど、グローバルな視点でマーケティング戦略を展開している。

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