選手団会見で「りくりゅうペアや中井亜美選手ばかり」「スノボ選手にも質問して」の声…冬季五輪が《フィギュアスケートばかり注目》される背景

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もう1つ独特な世界観の理由としてあげられるのが、採点競技ならではのあいまいさが作用していること。

フィギュアスケートは誰の目にもわかる勝敗ではなく、そもそも1対1の対決ではない。演技内容を見ても選手によって追求するものが違うし、重要なのは誰かと戦うことよりも自分のベストを尽くすこと。

さらにそれを他者が採点し、選手は受け入れ、不服でも耐えるしかないという、ある意味での不条理さも、見る人々の感情移入を誘っています。

また、「ファンがそんな不条理さをフォローする」という構図もフィギュアスケートらしさの1つでしょう。

実際、今回のオリンピックでも、判断や採点に関するフォローの声がネット上に多数書き込まれていましたし、なかには不満や怒りをあらわにする人もいました。

まだまだ「シーズン」は続く

時に「スケオタ(スケートオタク)は怖い」などと言われがちですが、熱くなってコメントが長くなりやすく、しばしば言い争いが見られることも、フィギュアスケートを取り巻く現象の1つでしょう。

これはフィギュアスケートに限らず冬季五輪競技の多くに当てはまることですが、「選手は寡黙でストイックである一方、ファンは語り出したら止まらないほど熱い」という傾向が見られます。

なかでもフィギュアスケートは屋内競技でありながらシーズンスポーツでもあるなどの独特な立ち位置であり、オリンピックという大舞台で存在感が際立つのは当然なのかもしれません。

次ページ3月24日から「ISU世界フィギュアスケート選手権大会2026」
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