「娘の奨学金を母親が散財」→「バレると一瞬の改心ののち逆ギレ」…毒親サバイバー30歳女性が「春になると思い出す」最悪の記憶

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だが、こんな孫娘を憐れむ一方で、祖父はいつも「親は大事にせえ」と言っていた。

「親はいつおらんなるかわからんけえの、家族なんじゃけえ大事にせんといけんで」

「あんなんでも親なんじゃけえ」

「見捨てんでやってくれ」

こうして何度裏切られても、親を嫌いになりきれなかった。奨学金の使い込みに学費支払い放棄と立て続けに酷いことをされたにもかかわらず、「絶縁しよう」とは思わなかったのだ。祖父からの刷り込みのようなものがあったのも理由だろう。何だかんだ、助けてもらえて退学せずに済んだのもあるかもしれない。

ずっとのび太のようになりたかった

藤子・F・不二雄ミュージアムで実際に食べられる「畑のレストラン」
藤子・F・不二雄ミュージアムで実際に食べられる「畑のレストラン」。カツ丼好きなら一度は食べてもらいたい(筆者撮影)

何より、自分の人格形成にドラえもんの影響を大きく受けていたのだ。親に「大学の学費は払わない」と言い放たれた年に公開されたのは、不朽の名作『新・のび太の日本誕生』だった。本作は、ドラえもんのリメイク映画の中では、圧倒的に評価が高い映画でもある。

『新・のび太の日本誕生』のあらすじはこうだ。

ママへの不満から、家出することにしたのび太。そんなのび太の元に、同じく家出を決意したジャイアン・スネ夫・しずかちゃんが集う。しかし、日本には自由に使える土地がなく、ドラえもんのひみつ道具を駆使しても家出できる場所がない。途方に暮れているのび太たちの元に、ドラえもんまでもが「家出する」とやって来たことで、まだ日本の土地が誰のものでもなかった「7万年前」に行くことに。そんなのび太たちは7万年前の少年・ククルに出会い、やがて大きな問題へと巻き込まれていく──というストーリーだ。

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