「娘の奨学金を母親が散財」→「バレると一瞬の改心ののち逆ギレ」…毒親サバイバー30歳女性が「春になると思い出す」最悪の記憶

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大学でできた友人と弾丸広島旅行をしていた最中、そんな希望を打ち砕く連絡が入る。祖父からの電話だった。高校時代行きつけだったフタバ図書で買い物をしているとき、スマホに着信があった。一度切れた電話を折り返すと、祖父がずいぶん気まずそうな声をしているのに気づいた。

「もしもし、どしたん?」

「おお、ワシじゃがの、元気にしとるか?」

「うん、というか、今友だちと広島来とるんよ」

「ほうなんか、でも今は家には帰れんで」

「友だちとじゃけえホテル取っとるよ。で、なんかあったんじゃろ?」

「それがのお……お前の母親が……」

「またあの人なんかしたんね」

祖父からの衝撃的な連絡の内容は…?

母親が何かをやらかすのはいつものことだった。また別の話で書けたらと思うのだが、筆者はネグレクト以外にもかわいそうな目に遭い続けてきた。今回のやらかしも、どうせ今までの出来事は超えてこないだろう。そんなことを思っていたのだが、続く祖父の言葉は衝撃だった。

「お前の奨学金を、使い込んどったんじゃ」

フタバ図書の階段の踊り場で、目の前が真っ暗になった。一瞬意味が理解できず、「は?」としか声が出せない。とにかく「どうしよう」の5文字が頭の中をぐるぐる回っていた。

「ほうなん……」

「それだけじゃのおての、あれは警察ともめて今警察署におる」

「はあ!?」

意味がわからない。確かに、筆者の母親は非常識な言動が多かった。USJで列に並ぶのに耐えきれず、「優先レーン」に突入して追い返されたこともある。だが、警察とトラブルを起こしたのは筆者の知る限り初めてのことだった。

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