「時間がないが服は選びたい」二律背反を解消した、新興ファッションサブスクの驚きの仕組みとは?
第3に、顧客情報をもとに、エアークローゼットからブランド各社への提案も行っている。例えば、ブランド側では「カラーは3色展開」と決めていても、顧客ニーズを把握しているエアークローゼットからは、「あと2色追加したほうが、より広い顧客にリーチできるのでは」などと助言ができる。また、ブランド各社の需要予測に役立つ情報を提供している。
第4に、顧客の中には、特定のブランドを気に入り、そのブランドの服を着続けたいというニーズもある。これに対しては、エアークローゼットは単独のブランドの洋服のみを選べるオプションも始めている。
福利厚生とサステナビリティを標榜できる活動
エアークローゼットは、企業の設立目的として挙げたサーキュラー・エコノミーの実現にも努力している。
例えば、レンタルを終えた洋服に関して、独自の仕組みを持っている。アウトレット事業として、会員向けだけでなく、企業に出向いてレンタル終了品のセールを実施している。企業での対面販売をしている理由としては、会場を提供する企業側にとっても、福利厚生だけでなく、サステナビリティを標榜できる活動の一貫となり、ここでもウィン-ウィンの関係を築いている。
そこでも売れ残ったり、破損した洋服は、リサイクルに回し、できるだけ廃棄が起きない仕組みを作っている(ちなみに、日本のファッション業界全体では、販売された服の約7割が処分・埋め立てされている)。
トレード・オフの視点からエアークローゼットを見ると、
・「自分に合った洋服を着たい」vs.「着る服がマンネリ化してしまう」
・「エアークローゼットと取引したい」vs.「新品の洋服が売れなくなる」
という3つのトレード・オフを解消し、成長を続けてきたのである。またその解消のために、見えない所で、ビッグデータを駆使しているところも特徴的である。
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